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「吐田君に言わせるとこの世界は」読み終わりっと。
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昨年の5月頃だったかな、渡辺さん癌の疑いがあるという記事をのせていました。
その後、8月くらいに、結局それはシロだったとまた記述していて、
ファンとしては一抹の不安がありつつも安心したのですが・・・
その頃、生死について色々考えて、「遺書のつもりで」書いた、作品なのだそう。
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いままでの渡辺作品と、明らかに違う何かを感じました
全作読んだわけではないけど、でも絶対に違う
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作品に漂う色が違う。
生きる事に対する深い、肯定的な、希望、光を感じるんだ。
それは「精一杯がんばる」とかそういうストレートなものでなく、
明るい未来とかいう楽観的な世界でも決してないのだけど。
まわりの環境に流されながら、ただ時間が過ぎていくように見えるものなのだけど・・・
それは運命って言い方もできるけど、それを「選んでいる」のは自分でさ。
それでいいじゃん、って、そーやって時間過ぎてるだけでも、
実は変化があって、人って変わっていくのだと励まされるような。
とりあえず生きてみたら、と思える。
吐田君は止まって生き続けていたはずが、
消える命と新しい命の両方に「運命的」に?関わって、
そして最終的に、吐田君自身大きく変わっていく。
新しい生命に、自分を見いだすことで、変わっていくのね。
いわゆるトラウマも乗り越えられると信じたいと思う。
でも、その最初のキッカケ思いついて、実行したのは他ならぬ吐田君本人なんだよね。
そこに「運命」と「意思」の不思議な絡まりを感じるだよねー
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この小説は深いなー。
いま、書きながら、色々思い出しても、なんか・・・
生命が続いていく不思議がある。
だけど描写は、とても現実的で、隣の部屋で起きててもおかしくなさそう。
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そしてきっと何度も読み直すと思う。
けっこういまキツイ世の中なんじゃないかという気もするけど、
この小説、そんな時代の空気を感じる。
だけど、普遍的なものがあると思う。
・・・渡辺さんには健康で長生きしてほしいなあ・・・
もうすぐ講談社BOXのカフェ(KOBO CAFE)やるからというので
1日にものすごい量のコーヒーを飲んで研究とかしてるそうですが、
胃腸は大丈夫なんだろーか
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これから先、きっとまたすごい作品が出てくる気がするので
倒れないでほしいっす
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支離滅裂眠い
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