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「立体東京-3D Tokyo-」in 国際3D Fair

2009年10月28日 | 映画
むっふふーん。
安達寛高(乙一)監督の3D映画、「立体東京」を見てきた~

10/22-10/25まで、Digital Content Expo 2009という催しがお台場エリアであり、
そのうちのひとつ、「国際3D Fair/3Dシアターセッション」 @豊洲ユナイテッドシネマ、で上映されました。

なんで行ったかって、もちろん安達監督の作品にも興味があったんだけど、
映画の前に安達監督と渡辺浩弐さんのトークショウがあったからだよ~
最近なべ様、色々出ているな~

ちなみにセッションの構成は
・安達監督x渡辺浩弐トークショー
・「立体東京」上映
・リアルD社社長兼共同創設人ジョシュア・グリア氏トークショー
・立体映像コンテンツの上映
てな感じでした。
(出演/渡辺浩弐、安達寛高、渡部健司、ジョシュア・グリア、長谷亙二)

短い時間ながら、渡辺さんの回転のはやい司会進行で、
決しておしゃべりが得意ではなさそうな(でも相変わらずいい雰囲気!)安達監督から色々なお話が聞けました。

「立体東京」は、4年前(2005年か)安達監督の自主制作だそうです・・・。
自主制作立体映画、のサキガケといえる貴重な作品なのだそうです。
当時は、赤青メガネで見るタイプの映像だったそうなのですが、今回は偏光眼鏡用に編集を加えたらしいです。
このへんの事は、自分は技術的にはまったくわからないのですが、以前よりも色みが良くなったとのことで安達監督はとても喜んでました。

立体映像の技術は独学で、2台のカメラを使用して撮影されていて、
同時に2台のカメラの録画ボタンを押すのがとても困難なので
編集作業のときにゼロコンマ1秒を揃えたりしたそうです・・・
色々苦労エピソードがあったみたい

で、
かつては漫画描いたりだとか他にも色々していたけれど、しぼりこんで現在は小説と映画をやってる(by安達監督)

「静かな」立体映像がなかったから、自分で創ってしまえーと思った(by安達監督)

映画、コンテンツ製作側の人たちは、たとえば原作が小説だとしたら、著者に意見をもっと聞いてみてほしい。安達監督のように、原作者は小説の時点で映像に発展するところまで考えているものだ(by渡辺さん)

といったお話が印象的でした。
トークの全体としては、渡辺さんが安達監督の才能をみんなに紹介している感じだった。
私はどどどど素人だけど、会場は3Dコンテンツ業界の人もかなり多かったみたい(スーツ姿の人もたくさん)。

渡辺さんは業界の方々に、この作品を通して、センスが大切だということ、技術側だけでなく原作者にも意見を求めて一緒に創っていく姿勢が大切だということを強く訴えている感じがしました。

作品はというと、ひとりの少女が(生き別れ?)のお母さんを探しに東京に出てきて、街をさまようというストーリー。
主人公の女の子がめちゃめちゃかわいい、某監督のお嬢さんで某監督の奥様むふふふふ
セリフはほとんどなくて、主人公はヒッタクリ(某T本T彦さん)やナンパ(?)(某S藤Y哉さん)にあったりしながら、新宿、渋谷や、公園、住宅街などを歩きます。
人波、建物、光、空気感・・・リアルな東京がそこにあった。
立体映像という事を一瞬わすれている自分がいた。
美しいよ~。やわらかい気持ちの続く素敵な作品でした

渡辺さんの事前の解説では、渋谷の街に朝日が昇るシーンが本当にすばらしい、現在の東京の写真集としても歴史に残る作品、ということだったのですが、まったくもっておっしゃるとおりでありました

安達監督の感性はちょっとひんやりしていてでもやさしくて「立体東京」は見ていて気持ちのよい映像
音ズレ等、若干のトラブルがあったけれど、それをカバーしてありあまるセンスでした。
無料だったのが申し訳ないくらいでした。


楽しい上映の後は、ジョシュア・グリア氏のトークと最先端技術を使用したコンテンツがいくつか紹介されました。
一気に商業的な雰囲気になっていたな
やっぱり「飛び出す3D」が多く、
さらにあくまで個人的な趣味だけど、ひとつ「なんじゃこの悪趣味は」という映像があり、
そんなのを見ていると、「立体東京」の個性がよけいに引き立ってくるように思えた。
たとえ最先端技術で創られたものでなくても、予算は少なくても、心に残る作品は創れるんだね。

コンテンツ紹介では、海の中の映像と、U2のライブ映像がものすごかったです。ボノー

むかし渡辺さんがハイテクを色々紹介していたころを思い出した。
キャリア長いんだな~(何をいまさら)
ああいう方々の前で安達監督を紹介して、主張できる渡辺さんってすごい人なんだなーと改めて思った。
うまくいえないんだけど、会場に来ていたビジネスな方々の雰囲気を見ていると・・・なんとなく。
高圧的なとこもなく、「俺ってばクリエイターだから」的な気取った感じもなく、なべ様はやっぱり素敵だわ


終了後はほどよくお腹もすいたんで、シネコンにくっついてるカフェバーに行きました。
ここがまた雰囲気がよくってさ~~
テーブルからレインボーブリッジ眺めたい放題
超おすすめデートスポット~
ひとりだったけど、こういう機会もなかなかないから入ったよ。
軽食・・・とか思ってたけど結局ガッツリパスタ食した。ビバおひとりさま
豊洲って行った事なかったけど、ここはおすすめだな~

長文

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