Something to Feel

"I'm basically happy person."

天体小説、乙桜学園祭を観る

2009年10月08日 | 映画
@ユーロスペース。
台風がくるか!という水曜の夜にやっと行って来た!!

ここ1年くらい気になっている乙一(安達寛高)さん。
映画も撮ってるなんて知らなかった。
桜井亜美さんと、天体が共通テーマなのかな、それぞれが監督した映画、
「一周忌物語」(安達監督)と「PLANETARIUM」(桜井監督)2本の上映と、
その後トークショー、を毎日やるというイベント。
トークショーゲストには日によって岩井俊二監督や押井守監督も来てるらしい!

「一周忌物語」は、亡くなった男の子の元カノが
男の子の実家にいる母親から連絡を受けて、一周忌に訪ねるのだけど、実は・・・
というようなお話。
ああー、小説と同じ空気がある~!
なんとなくなつかしい田舎のにおい、だけど幻想的な感じ。
人と人とのつながりに、ほんわりしたあたたかみがある。
あと田舎の景色がとてもきれいでした。
いろんな伏線があって、つながるところも面白かった。
「夏と花火と・・・」に似た雰囲気を感じたかな。

桜井監督の「PLANETARIUM」も、青春の甘酸っぱい感じと
一生懸命で落ちちゃいそうな感じ、でもハッピーな世界でいいなと思った。
(なんという抽象的な感想・・・・)
ホームで育った女の子が、中学のクラスメイトで親に捨てられてしまった男の子と恋をして・・・的お話。
結末に向かってどんどんボルテージ上がってく感じで引き込まれました。

台風前だったので、トークショーはちょっと短めだったのかな?
でも比較的まったり~とした雰囲気で楽しかった。
安達監督はすごいいじられてたなあ・・・
あんな感じの方なのか・・・後書きからにじみ出る人間性まんまだなぁ。
とても内臓を取り出して・・・とか書いてる人とつながらないけど。
なんとなくクールな人かなとか思ってたけどむしろほっとする系に見えました。

最後に桜井監督が、映画ってやっぱり肩肘はらずに楽しんでみるものだと思う、
ポップコーンとか食べながら。
学園祭みたいにこうやってみんなでくだらない楽しい話をするのはいいよね、
というようなことをおっしゃっていて、
こちらもとてもハッピーな気持ちになりました!


終了後、監督たちロビーにいらっしゃったので、乙一さんにサインをもらった・・・
自分の中ではまだ安達監督より乙一さんとしてのほうが認識が強いので・・
といっても文庫本しか持ってないんだけどー!ひー。
電車で読むからしょうがないんだぁ。
大好きなSeven Roomsの入っている「ZOO」 1に、
しかもサインペン持ってなくてボールペンで!書いてもらった
うれしいー、ありがとうございました。
Seven Roomsについては「自分でハードル上げてしまった」とおっしゃってて可笑しかった。

なんか面と向かうと緊張してしまうなやっぱり。
乙一さんちょう頭きれそう。でもなんだかやっぱり安心感オーラあるぅ。
握手もしてもらったのだけど、
こういう、著名人?一方的に知ってる方に握手してもらった中で、
乙一さんは一番、しっかり、長く、ちゃんと握手してくださった。
惚れてまうやろーーーー!!!なーんて。
ニンゲンがこっちに伝わってきて、嬉しかったス!


監督お二人は上映期間中は毎日劇場にいらしているそう。
(安達監督は身内のご不幸で一日だけお休みしたそうだけど)
なんという懸命さでありましょうかっ。
自分で作った作品なのだから当然かもしれないとはいえ、
そういう熱意ってこちらにも強く伝わるね。

それで思い出したけどやっぱりエリカ様のあの態度はなかったよね。
出演側と製作側との違いはあるとはいえ
ひとつの作品を一緒に作ってきたのにあの無愛想は
お客にもスタッフにも失礼だよね。。
品川もドロップものすごい一生懸命アピールしていたし
あの売れっ子な三谷幸喜でさえ、マジックアワーの時とか狂ったように宣伝してたし。
まぁ今更って話だけど改めて感じたので書いておくワン。

レイトショウはなんだかんだで23時過ぎには終わり、
雨足が強くなってはいたけど無事に帰宅できた。よかったー。
乙一さんの作品はこれからもチェックしていきたいと思います、小説も映画も

この装丁もかっこよくて好き!

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