Something to Feel

"I'm basically happy person."

映画版「重力ピエロ」

2009年11月01日 | 映画
映画版の「重力ピエロ」観てきたよ。

またまたgoo映画からあらすじ転載
遺伝子を研究する大学院生・泉水と芸術的な才能を持つ2つ年下の弟・春は、仲の良い普通の兄弟だ。優しい父と三人で、平穏に、そして陽気に暮らしている。だが、この家族には春の出生に関わる哀しい“過去”があった。その原因をもたらした“ある男”が街に戻ってきた。そして、時を同じくして不審な連続放火事件が発生する。その現場には謎めいたグラフィックアートが残されていた…。


うっすらネタバレするかも。

小説を読んでいたからこそすんなり観れた部分や、
セリフの重みを理解できてた部分というのが結構あったかとは思うけど
読んでなくてもかなり楽しめた作品だと思うー。

「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ」、というセリフ
まさにこの作品そのものだよなと思った。
映画になって改めて、このテーマはあまりにも深いと思った・・・

もちろん、胸が悪くなって歯ぎしりしそうに絶対的な「悪」は存在しているのだけれど。それとは別で、

春のような事情で生まれてくる人を、
生まれてくる前に、産もうと「自分で考えて」決断した父親・・・

生物学的な父親との関係を絶とうとしたその方法、、、
春のやったことはとても正しいけれど、犯罪でもある。。。

答えは簡単にひとつに絞れないよ。

うぁーまた原作を読み直さなくては。やっぱしコレは名作っすな!

映画のほうはキャスティングがGood!だった。すごいなー。
とくに和泉役の加瀬亮はぴったり。
陸橋(歩道橋?)の上で感情を高ぶらせるシーンはこちらも息ができなかった。


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