

Chick Corea & John Mclaughlin Five Peace Band
with Christian McBride, Kenny Garrett & Brian Blade
@Blue Note Tokyo, 2/3 2nd show
Chick Corea(p)
John McLaughlin(g)
Kenny Garrett(sax)
Christian McBride(b)
Brian Blade(dr)
んぎゃぁあああああああ

なんという、なんという音楽なんだこれは
というか、もはや音楽という感じではない
生きている
という感じ
すっげえ人たち。
チックはもう貫禄で、彼の世界は確立されていて、
特に大きなおどろきはないけれど、それでも
どっかりと腰をすえて余裕の表情、平然とした顔で
すげい演奏をやらかすので油断してると流してしまいそう
アコピもエレキも堪能できてよかった

座席も角度的にとてもチックを拝みやすい位置であったし。
彼のバッキングも注目で
ソロほかのプレイヤがとっていても油断禁物
サウンドに確実に彩りを加えている
あの反応やリズム感ちょー憧れるよ

チックがいなければ、自分はこんなにジャズが楽しいものだと
親しめるものだと思わなかったと思う。
だから同じ空間にいられて嬉しかったよ~~~

あったかい感じの人間性も好き!
ほかのプレイヤもなんかもんのすごくて化学反応が起きてた

ひとつの曲でも、それぞれが個性的で
リズムもそれによってどんどん変わるし別の曲のようになる。カラフル

マクラフリンはちょっと変わった弾き方にみえた。
繊細さというよりは、「どらっしゃぁあ」的な感じがあって
速弾きなのにゴーカイでグッドルッキン。
結構マクラフリン目当てで来てたっぽい若人が多くて

そしてケニー・ギャレットの演奏に釘付け

この人すごいなああああ。ちょっと孤高な存在にも見えた。
すこしずつすこしずつ、だんだんだんだん高みにのぼっていく。
気付けばこっちはもう息するのも忘れるほど夢中になってしまう

そんな世界。すごいコーフンした。
まんなかへんでやってた南国系リズムの曲で爆裂してた。
あの曲はドラムもどうなってんのかまったくわからないほどにすごかった

リズム隊のふたりもまったくもって別世界へ連れて行ってくれたー
なんだあのベースソロー。みたことのないソロ。鼻息荒くなったす

ムフー
ドラムはかなり好みな感じだったなー。
身体全体で弾き出す、
他の楽器の「音」をビートに置き換えて反応していくあの感じ、
喋ってるみたいなあの感じ、
あ~~いいなあー。あの緊張感もたまらない。
でもさ、音楽って感じたそばから消えていくんだな。
あの空間でのあの高揚感は本当に瞬間的なもので。
だけど確実に自分の中になにか輝きを手に入れられる

だから・・・
チャージ13,650円も、安いのだぁ。
ブルーノートは高いけど、どんなに悪い席でも近い。
んで飲みながら楽しめるし。
たとえば国際フォーラムで8000円でみるより充実感がある。
財布はウスッペラになったけどさ、
そうことじゃはかれないぜーーーーー
チック様ありがとううううううああああの手を握りしめたいい

ところで
2003年頃、1年間ブルーノートでバイトをしていたのだが
その頃の上司にお会いできた。
自分のいたテーブルにたまたま回ってきたんだけど目が合って
「あ、○○さん?」と、すぐわたしの名前を呼んでくれた。
「ピアノ弾いてる?」とかきいてくれて、
なんというか、自分はぺーぺーで短期間しかいなかったのに
ちゃんとわたしをわたしとして覚えていてくださってすごく嬉しかった。
さすが客商売やる人は違うなあと感心もした。
終電ちかくなっちゃって、翌日は仕事も大変で、
現実世界はヒーコラだけれど、いい夜だったあ