辻占いの歌

今日の歌をお届けします:tamako

思いだす景色

2016-06-14 22:35:51 | 

虹を見る

砂浜を裸足で歩く

自転車でずっと走る

水の流れる音を聞いて眠る

声をかけられても

なにも聞こえないほど

夢中になる

思いだすと泣けること

ほほえましくなること

迷子になったら

戻ろうと思う場所

いつまでも変わらない

いつまでも思いだす

景色がある

 

 

 

 

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ほんとうに大事なもの

2016-06-12 18:51:28 | 

ぜんぶ捨てても

たぶん大丈夫

自分で取り出せないものが

ほんとうに大事なもの

自分の中を流れるものが

ほんとうに大事なもの

 

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ドアをあけたらすぐそこ

2016-06-11 23:56:22 | 

星ほどに遠いと思ってた

でも

ほんとは

ドアをあけたらすぐそこ

距離はそんなものなんだ

あしたはそんなものなんだ

 

 

 

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空からみおろせば

2016-06-09 22:58:15 | 

空から街を見おろせば

歩くひとは小さくて

だけどこころは深くって

果てしないほど遠くまで

行きつくこともできそうで

時も場所も超えること

ほんとはあたりまえなのに

あしもと見てると気づかない

空から自分をみおろせば

わすれていたこと思い出す

ひとつの約束思い出す

 

 

 

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歩くわたし

2016-06-07 13:29:46 | 

あの遠くできらきらしてる

景色はなんだろう

話し声や音楽のなかで

アイスコーヒー片手に

座っているわたしの目は

ずっと遠くをみて

遠くの星空みたいだけど

あの中にはだれがいて

なにを話しているんだろう

遠く見えるけれど

確かにあるきらきらを

目指して一足ずつ

歩いていくのは

ほんの少し前を歩くわたし

いま降っている雨があがって

立ちこめていた霧が晴れて

目の前の道をみるわたし

 

 

 

 

 


 

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いちばん揺れてるもの

2016-06-06 11:26:16 | 

吊り橋ゆらゆら

リボンがゆらゆら

お舟がゆらゆら

海藻ゆらゆら

だけどいちばん

揺れてるものは

きのうとあしたの

あいだのこころ

ブランコゆらゆら

あしもとゆらゆら

どこまでいけるか

なにに出会うか

おわりとはじまりの

あいだでゆらゆら

 

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まぼろしの唄

2016-06-05 22:04:52 | 

まぼろしたちよ

みえない姿とそのことば

長いものがたりと思い出を

わたしがひろいあげよう

あなたたちはたしかに

おおむかしからここにいて

ときどき風が吹くときに

気配をかんじるそのたびに

聞こえるちいさなささやきは

あたたかくさびしくふるえて

ひとつのみじかい唄になる

 

 

 

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こころの声をきくために

2016-06-04 23:58:30 | 

こころの声をきくために

いちど扉をしめてみる

ほかのだれかの視点をすてる

知ってる人も知らない人も

好きな人も嫌いな人も

すべてのひとの視点をすてる

歩きはじめたわたしが

好きだったものをおもいだす

ランドセルしょったわたしが

好きだったものをおもいだす

大泣きしたりはしゃいでジャンプ

そんなわたしをおもいだす

こころの声をきくために

昼寝のあとの目覚めた景色が

潤んでいたことおもいだす

はじめての場所に踏み出すときの

怯えぬわたしをおもいだす

 

 

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わたしの道には

2016-06-02 23:01:19 | 

わたしの道には

小鳥が鳴いてる

樹のあしもとには

小さな花が咲いていて

おひさまであたたまった岩に

よりかかっていると

めざめているのに

昼寝のきぶん

しばらくやすんだら

もうすこし歩こう

水が流れる音がして

あの橋をわたると

ちいさな家があり

なつかしい椅子がある

コーヒーを入れて

ともだちを待とう

あした降る雨を

いっしょにながめて

あした咲く花を

いっしょにみつめる

あした語る言葉が

うまれてくるのを

今日は待とう

静かに待とう

 

 

 

 

 

 

 

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器の使い方

2016-06-01 21:26:11 | 

この器を

いちど空にしよう

すべてを出して

洗って日にあてて

空気をいれかえよう

器の外を磨いて

入れるものを考える

まずは 花

花の種をうえようかな

おひさまの光で

すくすく育つように

いい場所に置いてあげよう

きもちいい風が

小さな芽をなでていく

器に抱かれて花が咲く

ああ

まちどおしいね

 

 

 

 

 

 

 

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