春が
あたたかく
湿っていて
かなしいのは
予感だけがあり
ゆきさきは見えず
生きものの内側が
波立つからです
さよならを言うだろう
でもそれはいつ
だれに言うのだろう
春は
ぽつんとひとつ
揺れている水たまり
そこには
空が映ってる
春が
あたたかく
湿っていて
かなしいのは
予感だけがあり
ゆきさきは見えず
生きものの内側が
波立つからです
さよならを言うだろう
でもそれはいつ
だれに言うのだろう
春は
ぽつんとひとつ
揺れている水たまり
そこには
空が映ってる