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8日 2件目 市川市某賃貸アパート 漏電点検

2012年09月10日 | その他の工事  その他の電気工事 

 

今日2件目はこの前保留になっていたアパートの物件です。

この前、また落ちるので早めに施工したほうが良い旨をご説明しましたが、

保留となり今日またTVが映らないと住人から苦情の電話が入ったそうです。

ただ一次会社(貸主)は土日はお休み、2次会社からどうにかして欲しいという事です。

もちろん2次会社(借主)ですから、弊社にはお金を払えません。

非常に困りました。 ブレーカーだけサービスでまた上げに行ってよ! って

ここから、片道1時間以上かかるのに、こんな事何回もさせられては、

正直たまりません。 初めは冷たくお断りしました。

ただ住人には関係ないので、今回1次会社の許可なしに、徹底的に漏電を修理する

事にしました。 代金をお支払いいただけなければ、また元に戻せばいいか?

正直困ったものです。

1Fに住人が居ましたのでこの照明のスイッチはありますか? というと暗くなると点いたらしい?

もうずーっと点いていないとうです。 グローは真っ黒、蛍光管も全て寿命・・・・

照明は数箇所外れていて、アンカーも適当>< 

ブレーカーを上げてまず漏れ電流から測定。

タイムスイッチを直結しています。 あれ? 高い !  この前は1mA以下だったのに!

その回路を特定します。 ↑この回路です。

↑他の回路は良好です。 

メガーで各回路、全部総点検します。 ↓配電盤のE端子と非接地側です。

あぁ・・・・

それにしても、分岐回路数と共用回路の数が合いません>< 

本当に探しまくったのですが・・・・ 

この照明は共用回路です。

こんな所に、

こんな所にも

漏れ箇所を特定しました。 6回路を探すのに2時間探しましたが結局回路数が合いません。

照明を入れると、漏れます。抜くと漏れが無くなります。 見た目では特にわかりません。

 

 数値が高くなったり低くなったりします。 これが普段漏電ブレーカーは落ちないが、

雨天関係なしに”たまに”落ちる原因です。  間欠漏電という事でしょうか。

この前きた時は漏れていなかったのすが、この数値も、なんらかの原因で一気に

高くなり漏電遮断器が落ちたのかもしれません。 漏電遮断器も故障していたのかもしれません。

 

漏電ブレーカーは12年経っていて、ただ次回落ちるとまたクレームになりそうなので、

念のため20A30mAの同じ物に交換して、ブースターのみ(仮)テストで

回路を切り分け通常のMCCBを取り付けました。 

↓クイックコネクターを使用しましたが、今回はテストという事で簡単に回路を切り分けられるようにしました。

来月圧着します。

危険があるとまずいので、漏れ電流を測定して、全く漏れが無い事を確認。

1ヵ月後に両方とも落ちていなければ、回路をきちんと組み直しにきます。

 

絶縁抵抗計 DM5218S
クリエーター情報なし
三和電気計器

↓最終チェックをします。  漏電回路は負荷側で電路を切断しました。 

部品を交換するのかわかりませんが、とりあえずこのように対応。

もちろん、測定後この回路は接続しませんでした。(この照明の専用線みたいです。)

↓の汚い字は私がボールペンで適当に書きました。

本当は0Aでしょうけどこれは10μAの代の誤差はでるようです。(それとも電線の漏れかな?)

今回はここで完了となります。

さて。ちょっと大きな会社の飛び込み工事は今後お断りしようか悩みます。

連絡が取れないと、本当に私もふりまわされてしまいますし。

小さな不動産会社ぐらいが、私には丁度いいのかもしれませんね。