有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

ついつい。。。

2007年08月27日 02時59分36秒 | うさうさばなし
メソメソがひょっこり。。。


近所で猫を見かけてはベソベソ。。。


TVに猫が現れてはベソベソ。。。


PCの画面の猫にベソベソ。。。


こっそり思い出してはベソベソ。。。


捨てられたぶっちゃいくな仔猫だった。
(女の子が捨てに行く時、私を追い越して行った。
 その時は拾ったとこだと勘違いしていて
 内心「お母さんに怒られるんじゃない?」と
 思った。
 怒られて捨てに行くとこだったのかな?)
だみ声でビャービャー鳴いてた。
さっき仔猫をかごに乗せて走り去った女の子が
硬い表情でもと来た道を凄い勢いで戻っていった。
嫌な予感。
ビャービャー鳴く声が近づく。
犬が仔猫をくわえてぷるぷる振っていた。
思わず「離しなさい!」と言った。
犬は素直に仔猫を置くとパタパタ尻尾を振った。
仔猫を拾い上げたものの、困った。
飼えない。
私は妊婦で団地住まい。
実家には犬猫鶉。
無理だ。
でもどう見ても離乳も済んでいない仔猫を
見捨てられなかった。
近所のペットフード屋さんが
猫用粉ミルクを半額にしてくれた。
多実花ちゃんにペット用哺乳瓶を借りた。
ぶっちゃいくな仔猫は
とりあえず離乳まで保護する事にした。
お腹に虫が湧いていたので獣医に連れて行った。
カルテに名前を書いた。
もううちの子だ。
ダンボールで小屋を作った。
ミルクをいっぱい飲んで、
ビャービャー甘えてた。
噛み癖が直らず、私の足は噛みキズが付いた。
亀の縫いぐるみがお気に入りで
部屋中連れ歩いてた。
(その後分かった事だけど、
 仔猫を咥えていた犬は無類の猫好きで、
 時々仔猫を拾っては自分ちの猫に世話を
 させていたのだそうだ。
 あの時振り回していたのは
 なんとあやしていたのだ!!)
私の出産を前に実家に里子に出した。
始めは受け入れてくれなかった
古参の姐さん猫も徐々に世話をしてくれた。
姐さん猫が亡くなった後は、
姐さん犬が遊び相手だった。
姐さん犬も亡くなって淋しかったろう。
年を取ってあんまり動かなくなって、
呼ばれても面倒臭いと
尻尾をパタパタさせるのが返事代わりだったけど
やっぱり甘えん坊だった。

実家に帰ると
あの子の居た小屋のそばに置かれた物を
あの子に見間違えてベソベソ。。。

当たり前なんだけど、
本当にもう居ないんだね。。。

お祭りの時は泊まっていけば良かった。
そしたらもう少し沢山遊んでやれたのに。

後悔先に立たず。


まだ暫くはメソメソしてしまいそうだ。


多実花ちゃん、一緒にベソベソしてくれて
有り難う。
虹の橋の話も有り難う。
あの子が待つのは母だと思うけど。(苦笑)


2 コメント

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うちにも・・・ (まぶ菊)
2007-08-27 08:45:55
平成2年に実家の父が公園で拾ってきた犬が居ます。
今年で17年めで、さすがに寝てばかりになっていますが、それでも生きていてくれるだけで嬉しいですもの。
有作子さんとネコちゃんも幸せな時間をたっぷりと過ごしてこられたんでしょうね。
だから今は、きっとお辛いと思います。

メソメソと思い出してあげるのも、私はネコちゃんにとっては嬉しいんじゃないかなって、勝手ながら思います。

いつか悲しい気持ちじゃなくて楽しい気持ちでネコちゃんを思い出してあげられるといいですね。
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有り難うございます(涙) (有作子)
2007-08-27 15:43:03
長く一緒に暮らしていると、もうペットと言うより家族ですよね。

まぶ菊さんちのワンちゃんが、元気で長生きされますように!!
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