有作未庵  烏兎怱怱 有作憂さ話 

有作(うさ)=煩悩の生ずること。
憂さ話=つらさや苦しさを語ってなぐさめ合うこと。
月日の経つのは早いですね。

これも遺伝?

2014年01月18日 04時18分37秒 | モブログ
長男が嬉しそうに笑う。

照れたような、はにかむような笑顔。と言えば聞こえが良いけど、一世を風靡したハニカミ王子とかの爽やかそうな素敵な笑顔とかではない。むしろ面白い顔になる。

面白いと言っても、馬鹿にしてるわけではなく、親馬鹿全開で可愛いのである。

可愛いんではあるが、その表情を特別意識するようになったのは妹の指摘からだった。
それもうちの長男のではなく、妹の次男くんの、だ。

妹の次男くんは、照れると鼻の下が伸びる。
嬉しそうにモジモジ笑う口のあたりがモニョっとなって、鼻の下がにょーんと伸びる。
それはもう、実におもろ可愛い。

しばらくして、その表情に心当たりが有るのに気が付いた。
でも何か見た事有るぞ?どこでだっけ?というような漠然とした疑問のような物だったと思う。

それがその心当たりにある日出くわした。
長男だ。
!同じ表情じゃん!

顔が似ているわけじゃない。その照れ笑いの鼻の下が伸びるのがそっくり。

そういえば、小さい頃は度々鼻の下が伸びてたかも。
チビッコのうちって、ささいな事を褒められたり、ちょっとした物を貰ったり、わーい!と喜ぶのではない嬉しさに溢れてたんじゃないかな?

でもだんだんそのくらいでは喜ばないよってな風になってくる。
もちろん嬉しくないわけじゃないけど、表情に出す程でもないと言うかなんと言うか、それも成長の表れかな?って変化。

だから自然と遠退いていた表情だったかも。

いとこ同士で面白いとこが似てるなあ。

ちょっとした表情が似てると言えば、ふとした時の口の端の動きが、私は父に似ている。
これは私の自己嫌悪の1つだ。
癖ともまた違う、勝手な筋肉の動きで、ひょいっと現れるので止めようがない。
ヒクッとなって一瞬で超絶にブルーな気分になる。顔には出さないけど。

こういうのって、何が制御してるんだろう?
考えてやってるんじゃないんだけどなあ。
表情って生まれてから体得していくものだけど、それとは違うと思うんだよな。
じゃあ情報が遺伝子に書き込まれてんのかな?造形や性格が似るみたいに。

私の口の端のそれは無くしてしまいたいけど、うちの長男と妹の次男くんのそれは無くならないで欲しい。
面白いし、本当に嬉しいんだって分かるから、あの鼻の下を見ると、こちらも嬉しくなるんだよね。
また見たいな、あの顔。

そしていつか、次世代の鼻の下にょーんに出会って笑えたら楽しいな。

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