“しなやかに、清々しく”

日常の出来事等を気ままに発信したい。

去年の今日大変なことに、その2

2005-12-07 21:14:03 | Weblog
去年の朝、前日の病院へ紹介状をもらいに自分で車を運転してゆく。その足で新大久保の病院へ。内科で診察を受け、心電図、血液の検査。至急検査結果まで1時間あまりを車の中で休む。11時過ぎに再び内科の先生を訪ねたところ、電話で連絡等を取っている。先生「検査の結果、狭心症で一部心筋梗塞の疑いがある。すぐに手続きをとっているので、車椅子に乗るように」「歩けますので」看護婦「病院に来たら、遠慮してはいけません。どうぞ」今まで乗ったことのない車椅子に乗り、集中治療室へ。「トイレに行かせてください」看護婦「ベットに用意するから・・・」結局管を通され点滴が始まる。家には看護婦が直接連絡し、家内が駆けつける。 あとで皆に言われたこと「自分で運転してゆくなど無謀である。事故を起こしたら、自分だけでなく他人に迷惑を掛けるので・・・」としかられた。 万一のことを考え、家内が小生の実家に連絡したらしく、あとで聞いたことだが、「心筋梗塞で集中治療室に入っている」ととられた様で、兄はおどおどしていたとのこと。皆に心配を掛けてしまった。午後2時カテーテルの検査を行うことを決定。
午後2時カテーテル検査のためベットから寝台に移され検査室に向かう。検査室の前で家内が「がんばってね」と発する声が聞こえた。「ウン」と言ったが目から涙が溢れ出る。内心気が弱くなっていたようだ。「もうだめだったら・・・」と。
 検査室に入ると看護婦さんたち数人で寝台から大型の検査用寝台に移す。腕に麻酔注射しカテーテル管の挿入が始まる。先生「造影剤をこれから入れます。身体が熱くなるが心配要らないから・・・」とのこと。入り始めたとき「あぁ~」と声を出した。身体全体がカッと熱くなった。しばらくして落ち着くと映像が目に入った。ゴクゴクと血液が流れているのが手に取るようにわかる。先生は何枚も写真を撮っているようだったがしばらくするといなくなった。遠くに看護婦さんがいるだけ。不安。しばらくして2~3人の先生の話し声が遠くで聞こえる。自分では長かったように思うが10分ほどだったのでしょうか。先生が戻って来て「血管が細くなっているところが3~4箇所ある。その内2本の冠動脈の基の部分が非常に細くなっている。ここをたとえば風船方式で処置しようとすると非常に危険が伴い、場合によっては即死する。心臓外科の先生に立ち会ってもらい検討した結果、手術が最善な方法であるとなったのでこれで終わりとする」とのこと。私はなにもわからないので「はい」としか言いようがなかった。管を抜き後処置をした後、部屋を出た。検査室の前では家内がずっと待っていたようだ。「どうだった」の声。今度は「大丈夫」と明るい声を返す。夜、尿の管を自分で出来るからと言ってはずしてもらう。気持ちよいものではない。
 明日の朝10時に内科病棟に移ることとなった。
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