
うるま市 「 具志川グスク ・ 天願按司の墓 」
天願按司の墓の掲載は二度目だが、
久志の若按司の関係から掲載させて頂いた。
うるま市の旧・具志川市の具志川集落から海岸に向かうと、
海に突き出した丘 ( 具志川グスク ) が見える。
そのグスクの西側の崖下に白い 「 天願按司の墓 」 が県道37号線から見える。
墓は県道沿いの内陸と丘の間は谷間になっており、
右寄りの所に按司墓へ行く細い道がある。
具志川グスクには安慶名大川按司の三男が居住していたといわれている。
港を控え交易しているのを知った国頭村の富盛大主が攻め、天願按司は戦死したという。
子の天願若按司は従兄弟の久志若按司と協力して父の仇を討ち取ったと伝えられている。
しかし、天願若按司は若死にし、後継ぎがなかったので、
三代目安慶名大川按司の三男である具志川按司が継承したが、
尚 真王の中央集権により、首里に移住するようになったという。
子孫は屋号 「 徳松 」 といわれている。