フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

現実の外との付き合い UNE SOIREE AVEC DES SCIENTIFIQUES

2005-10-29 19:28:40 | 出会い

昨日は久しぶりに仕事関係の人と会い、話をする機会があった。最近、ブログを初め、芸術的、あるいは哲学的なものに興味を覚えているというような近況を話したところ、その中の一人は、少し枯れてきたのではないかという反応。やや驚いたが、昔の自分であればそういう印象を持っただろうな、と考えてその反応を理解した。また学生時代に哲学を専攻した後に科学の分野に入ってきた人は、やっと目覚めましたか、目覚めてしまいましたか、僕なんかもう30歳からそうです、というお言葉。

立場によって人の見方は180度変る。この現実 (これも極めて曖昧で、ある意味そんなものはないとも言える) に加えて幻想の世界を持っているかどうかで、ものの見え方が大きく変わってくるのか、などと考えさせられることしきり。仕事に生きているほとんどの人は現実の中に身を置いていて、その裏側に世界があることを考える余裕がないか、考えていると現実の中でうまく対応できなくなるのでそれを拒否しているのか。私の場合、ひょっとすると、現実との対応に少し余裕が出てきたと感じているだけなのかもしれない。

コメント
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