フランスに揺られながら DANS LE HAMAC DE FRANCE

フランス的なものから呼び覚まされることを観察するブログ

J'OBSERVE DONC JE SUIS

もう一つの展覧会 L'EXPOSITION "MELANCOLIE" A PARIS

2005-10-19 23:11:14 | 展覧会

今週届いた Le Point によると、 « Mélancolie » という展覧会がパリのグラン・パレで開かれている。この展覧会では、メランコリーの暗い面だけではなく、メランコリーの芸術の創造に与える影響をギリシャ時代から現代に至るまで検証する形でさまざまなタイプの作品が250点展示されているという。会期は来年1月16日まで。

この記事で紹介されている中で私の知っているものは、かの有名なアルブレヒト・デューラー Albrecht Dürer (1471-1528) の Mélancolie (メランコリア) という銅版画 (今日の写真。サルトルの「嘔吐」に繋がる) と100億円以上 (?) で落札されたというゴッホ Vincent van Gogh (1853-1890) の Portrait du docteur Paul Gachet (ガシェ博士の肖像)、それにエドワード・ホッパー Edward Hopper (1882-1967) の Une femme au soleil くらいである。が、少し覗いてみたい気はする。実現するのだろうか。

この展覧会にあわせて、関連本がいくつか紹介されている。

« Mélancolie », le catalogue (Gallimard/RMN, 2005)
« La Vie et l'Art d'Albrecht Dürer » Erwin Panofsky (Hazan, 2004)
« Mélancolies », Yves Hersant (Robert Laffont, 2005)
« Anatomie de la mélancolie », Robert Burton (Folio/Classique, 2005)
« Malinconia », Jean Clair (Gallimard, 1996)

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