フラメンコ超緩色系

月刊パセオフラメンコの社長ブログ

しゃちょ日記バックナンバー/2016年04月①

2016年04月01日 | しゃちょ日記

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2016年4月15日(金)その2521◆折れちゃう心

大盛況、大熱狂の昨晩の大塚友美パセオライヴ。
        
終演後、二階楽屋前でガッツな出演陣を出迎えるべく待機してると、
階下からハピバソングが聞こえてくる。
その日61になった私に対するサプライズだった。
あわてて階段を下りその祝福に感謝する。

「で、小山さん、お幾つになられたんですか?」
「はい、いい質問です。私はお幾つでしょうか?」
「49歳!」と、今枝友加が即答する。
おしっ、なかなかの回答じゃないか。
今枝は年齢オンチなのである。
だがそこで、カンテ井上泉のビミョーに鋭い会心の一撃。
「62歳!」

・・・はい、、真っ二つに心が折れますた。

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2016年4月14日(木)その2520◆春はあけぼの

春はあけぼの。

天候いまいちなれど、ほのぼのと和む朝風呂の快適。
きのうのカレーを温め、ベーコンエッグに春キャベツ炒め、
味噌汁に酒悦福神漬スタンバイのち5分間ストレッチ、
次いでパセオ公式HPにもろもろアップ。

今宵は大塚友美ソロライヴ。
久々の友美さんに期待が募る。
18時出陣までに片づける仕事はわんさか。
出社前のひととき、バッハ無伴奏(ソナタの2番)で充電。
いつ聴いてもハイフェッツは素晴らしい。
ヴァイオリン・プーロ、元気出るわあ。

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2016年4月13日(水)その2519◆初登場、大塚友美!

今週木曜は、早いもので20回目を迎えるパセオライヴ。
四半世紀前の第一回協会新人公演で、ぶっち切りの奨励賞に輝いた
伝説のバイラオーラ大塚友美さんの登場!
          
パセオフラメンコライヴ Vol.020〝大塚友美ソロライヴ〟
2016年4月14日(木)20時開演
於:高円寺エスペランサ    
【出演】
大塚友美(バイレ)
鈴木尚(ギター)
今枝友加(カンテ)
井上泉(カンテ)
【メニュー】
一皿目 タンゴ・デ・トリアーナ   
二皿目 カンテソロ
三皿目 バンベーラ
四皿目 カンテソロ
五皿目 タンゴ
六皿目 ギターソロ
七皿目 ソレア
八皿目 ブレリア・デ・へレス
【予約状況】
座席指定は早々に売り切れ。現在の立ち見席3席残については、
木曜16時までに☎03-3383-0246までご確認を!

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 地方に住んでいると、「大塚さんが踊っているのは、スペインの、え~っと・・フラダンス?」なんて声をかけられ、ずっこけちゃうこともしばしば。大塚を料理人に例えるなら、スペイン料理を初めて口にするお客様に、おいしいものをお腹いっぱい食べてもらいたい!と願いながら普段調理場に立っていますが、近頃猛烈に「まかない料理」を作りたくなりました。「飾り気はないけど、味はいい」そんなフラメンコを並べて、客席の皆さんと一緒にひとつのテーブルを囲みたいと願っています。共に厨房に立ってくれるのは、鈴木尚さん、今枝友加さん、井上泉さん等スーパーシェフ達。地元浜松の皆さんにも同じライヴを楽しんでいただこうと考え、三枝雄輔さんにも加わっていただき、浜松編を5/31に開催します。(大塚友美)
         
 今から25年前、1991年の日本フラメンコ協会の第一回新人公演において、ぶっち切りのクオリティで奨励賞を受賞した大物バイラオーラである。パセオ制作の人気DVDシリーズ『自宅でクルシージョ』にも出演していただいた。彼女が東京を離れる折には寂しい想いを抱いたものだが、友美さんは嬉々として地元・浜松に太い根を張り、公演・教授に精力的に活躍している。「飾り気はないけど、味はいい」まかない料理のようなフラメンコを望み、五月にもパセオライヴの浜松編を開催するという。こうしてライヴを設営することで、大塚友美のあの生き活きと美しい生バイレに触れることのできる幸運には格別の歓びがある。(小山雄二)
※パセオフラメンコ2016年4月号より

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2016年4月12日(火)その2518◆意志表示

具体的に判明した格差社会のカラクリ。
         
「パナマ文書」と「エル・ペペ前大統領」の強烈なコントラスト。
その対比議論によって、全世界が改善されるチャンスが訪れた。
パナマ文書で明らかになったマスメディアのスポンサー企業の隠蔽工作と、
ヘタすりゃ首が飛ぶ報道関係者の矜持。
そして、あらゆる〝わたし個人〟の意志表示。
                
未来にツケを回すのではなく、まずはウミ出し。
憎悪の連鎖の回避。猶予期間を設ける是正。
貧困や戦争は必ず縮小する。

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2016年4月11日(月)その2517◆たくさんの宝物

先週日曜の鈴木眞澄リサイタル。
パセオ7月号の公演忘備録初稿。

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鈴木眞澄/渡西40周年記念リサイタル「たくさんの宝物」
2016年4月3日(日)/東京(新宿)エル・フラメンコ
【バイレ】鈴木眞澄
【ギター】鈴木英夫/山まさし
【カンテ】永潟三貴生
【ベース】五十川博

 写真は高校を卒業してスペインに渡ったころの鈴木眞澄18歳。現在は社団法人日本フラメンコ協会の専務理事としても奮闘する、多忙な彼女の渡西四十年を記念するリサイタル『たくさんの宝物』は、その数日前に7月閉業を発表した創業五十周年の名老舗・新宿エルフラメンコで開催された。
 知ったかぶらず、心から信じられるものだけを厳選し、それを心の宝物としながら迷わず突き進む。不器用なので技巧的な立ち回りは出来ないし、ウケ狙いの新奇さを採り入れるつもりもない。人と人との心のつながりを最優先し地道やシンプルを慕う、それが私のフラメンコ人生。そういう彼女のブレない軸と、ちょうどこの時期に来日したあのエル・ペペ(前ウルグアイ大統領)の佇まいが、私の中で多くの部分重なる。

 プログラム前半はガロティン、ファルーカ、ティエント、タラントという深く彼女と縁のある四曲。技巧的な切れ味や派手なケレンは一切ない。その古典的佇まいは、現代バイレを見慣れた眼には凡庸に映り、実際私は何度も居眠りしそうになった(汗)。ところが、協演者を休ませるためにオーケストラ録音で舞ったファリャ『はかなき人生』の有名なスペイン舞曲第一番が、やや緩慢だったステージの情景を一変させた。ファリャの曲想を活かすスケール大きな振付に、パリージョやサパテアードがもたらす心地良いインパクトの優美。クラシコ・エスパニョールの技法で、春の桜の花吹雪の如き華やかな美しさで舞ったこの曲を境に、眞澄ワールドの真価は全開となった。そして畳み掛けるように続く十八番ソレア、アレグリアス。

 作為のない好ましい自然体が柔らかで充実した密度を高める。技巧的に突出した動きはひとつもないのだが、逆にそれが底なしの安堵感を生む表現の不思議。リラックスした動作はそれ以上の必然はないくらいのしっくり感を伴いながら、大きな感動の波を引き寄せる。それは静かであるが、親密な信頼を帯びた懐かしい情感だった。ひと言で云うならそれは、〝母性〟である。虚栄や余分な欲望を削ぎ落とすことによって生じる、年齢制限のないフラメンコの無限性。ファリャ、ソレア、アレグリの後半20分強はエンタメをも充たし、満開の観客席に至福の時を与えた。足腰に故障を抱えていても、還暦を間近にしても、フラメンコの道に終わりはない。そういう素朴な真実を彼女自ら実証した、いつまでも記憶に残るであろうステージ。(小山雄二)

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2016年4月11日(月)その2516◆後の先

「後の先(ごのせん)」

相撲など勝負において、相手より一瞬あとに立ちながら、
ぶつかり合った後には先手をとってる激突シーン。
出足が本物なら、一瞬先に立った相手に対し、
遅れて立ったほうが低く有利な角度で入り込めるという合理。

早く出過ぎれば相手にそれを逆用されるし、遅れ過ぎれば吹っ飛ばされる。
将棋の世界などでは、ここらへんの呼吸が分かってくれば初段だ。
な、なるほど。
つまり実人生において、私は六級程度であることが判明する(汗)

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2016年4月10日(日)その2515◆コンダーラ

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「思い込んだら試練の道を」
半世紀ほどそう認識してたが、
石井拓人の指摘によって目が覚めた。

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2016年4月10日(日)その2514◆遠足

いい天気だ。
昼過ぎには仕事を済ませ、夕暮れまで散歩。
早くもやる気のジェー。

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2016年4月9日(土)その2513◆まずは自ら

「あなたの理想を、この世界に実現できますか?」     
「君も私も、この世界にそれを実現することは難しい。
ただし、君個人、私個人がこの理想を実現することは可能だ」

来日中のウルグアイ前大統領は、
いまこの瞬間から実践できる行動理論を提示した。

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2016年4月8日(金)その2512◆卒業

若い頃は、富を均等にすれば世の中は救われると思った。
だが、今はそれだけでは足りないと思う。
消費文化そのものを卒業しなければ、人は幸せになれない。

そのような主旨をペペ(前ウルグアイ大統領)は語った。
パナマ文書系に暗殺されないことを祈って寝る。

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2016年4月7日(木)その2511◆マイナーの自覚

「淡きがゆえに美しい」

ふだんはそういうものを好むくせして、
ライヴなどでは「出し切る」シーンに感動することが多い。
ああ、けっこうおれは和洋折衷なのかと気づく。
なるほど、藤沢周平とフラメンコを同時並行で愛する人は少ない。
何かモノを云う時には、そういうマイナーキャラをよくよく自覚する必要があるな。

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2016年4月7日(木)その2510◆肩を並べて

きのう書いた来日中のホセ・ムヒカ大統領は1935年の生まれ。
日本フラメンコ界の初代スター本間三郎師匠とほぼ同期であり、
20年先輩にあたるこの世代のオトナには、
ちっちゃな頃から随分と助けられたものだ。
振り返れば、なんと云うか
「真善美」に対する質実剛健で繊細な感覚がとりわけ優れていた。

今宵は高円寺エスペランサの木曜会。
四半世紀以上つづくこの親睦呑み会は、サブロー師匠の肝いりでスタートし、
他界されるまで座長(=聴き役&スポンサー)を務められた。

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師の愛娘は当時まだ中学生だった。
あの頃の彼女にフラメンコに進む兆しは見えなかったが、
やがて新人公演奨励賞を受賞し、その後も際立つ華に磨きをかけながら、
目を見張るような活躍を続けている。
三週間後のパセオライヴ(本間静香ソロライヴ)では、
嬉し懐かしサブロー師とかつてのように肩並べ、
鋭く逞しい彼女の成長をじっくり眺める段取りだ。

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2016年4月6日(水)その2509◆貧しい人

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沖仁さんの母上(実枝子さん)FBからの引用。
グーの音も出んわ。
己の小物感が浮き彫りになる(汗)

絵本にもなった「世界で一番貧しい大統領」こと、
ウルグアイのホセ・ムヒカ前大統領。
〝世界で一番貧しい〟というご自身に対する称号を
どう思われるかという質問にこう応える。

「みんな誤解しているね。
私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、
いくらあっても満足しない人のことだ。
でも私は少しのモノで満足して生きている。
質素なだけで、貧しくはない」

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2016年4月5日(火)その2508◆何をやっても

周囲や己をよくよく観察してみると、
「生」の大半が「愛と死」に向けられていることに気づく。
それぞれのケースが、それぞれ異なる華を咲かせる。
どんな選択をしても、一生は一生なのだと想う。

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2016年4月4日(月)その2507◆笑いは笑い

この数年で何度も仕切り直しをしたが、
まだまだ足りてないことがよく分かった。
成長の余地はまだまだあると、
とりあえず笑ってみることが肝心だ(苦笑)

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2016年4月3日(日)その2506◆言葉だけじゃね

「いつまでもあると思うな 親とタブラオ」

アルバロの惜別会を手伝ってくれたバイラオーラが、こんなふうに綴っていた。
もうひとつ。ベテラン・バイラオーラのきっぱりとした矜持。

「よく、自分の好きなお店を応援すると言いますが、お金を落とさないとダメです。
 言葉だけじゃ。痛感してます」

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2016年4月2日(土)その2505◆凍える寂しさ

大草原にしっかり根を張る大木。
音もなくスローモーションで倒れる情景。

悪夢ではなかったが、凍えるような寂しさで目覚めた。
新宿エルフラメンコ、7月閉業の報。
エルフラに初めて出かけたのは大学五年だったから、37年前のことになる。
パセオを創刊するのはその五年後だ。

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来年新年号にエルフラ50周年大特集を決めており、
昨年末にお店の全面協力も取りつけ、
すでに小倉編集長は準備を進めている。急な事情もあったのだろう。

フラメンコの世界もトータル面でかなりしんどくなるが、
とにかくやれることをしっかりやることが変わらぬルーティンだ。

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2016年4月1日(金)その2504◆研究者魂
  
「48歳未満の女性はお断りだ」
私の空振り宣言から派生した、昨晩の白熱のコメント会議の模様。
出席者は優秀な科学者男女二名と私。
               
H氏「送別会で酔った勢いで言います。
 良い女性の尺度=パイ×エロ×人生経験(ただしパイは定数)、
 ワイン飲みすぎました」
私「うーん、ワインが足りてませんね。
 たしか2πRの2乗にエロを掛けた向上心が人生経験の円周率になるはずです」
H氏「さすが。ワインの不足によるパイ計算精度劣化の改善が課題のようです、
 ありがとうございます」
私「パイ計算の精度改善の件ですが、実際に揉んでみないと正確には
 算出できないところに問題解決の困難があるのではないでしょうか」
H氏「今のところガリレオのように収監される危険を犯す勇気はありません。
 身内の場合は収監されないとは思いますが、科学者たるもの
 データは一つだけでは発表できないと思います。
 ただ亡くなった自分のボスは女性の弟子で測定に勤しんでいたことを申し上げます」
私「社会通念の遵守を採るか、真実の追及を採るか。
 私には到底出来ませんが、Hさんのボスには真善美を感じることができます」
H嬢「こんなところでいいね!してしまう自分の研究者魂を褒めてあげたいと思います!」
私「勇気ある研究者魂にジャンヌダルク性を感じますね。
 最終的には火あぶりでしょうが、そうした美魔女の宿命には真善美を感じることができます」
H嬢「研究者冥利につきるお言葉、励みになります!」

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2016年4月1日(金)その2503◆誤釈

ったく素人の思い込みとは恐ろしい。

人の自然な自立(建)を閉ざす(封)アホ当主のことだと、
わしゃずっと勘ちがいしとった(汗)。
〝封建主義〟の実際とは、一族や功臣に土地を与えることで(封土)、
全土を支配(建国)しようとする主従関係のことだった。
中央集権に向かう歴史的必然だったわけで、たいへんにすまんこってす。

てゆーのも、伝統は革新の精華(つまり現在進行形の生き物)だと知ろうともせぬ、
既得権を守るだけのケチな王様たちを昔からけっこう身近に見てきたし、
そりゃ今でもゴロゴロいることが、トホホな誤釈に拍車をかけたんだな。

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