今年の年賀状に、21世紀前夜の状態が
重篤であったことえを述べ、
2011年に至った心境を連ねました。
その末尾に西行の、この有名な和歌をもじる
(盗作?)ものをしたためました。
年たけて また越ゆべしと 思いきや
命なりけり 小夜の中山(元歌)
ボクの盗作は「また越ゆべしと」を
「ラケット持つ身」に替えただけのもの。
漸く週に一度のテニスレッスンが受けられる身
になった喜びを現したものです。
西行は69歳の老体に鞭打ち、
源平の争いで焼けおちた奈良の大仏を再建
するのに必要な金を無心するべく奥州に
向かいます。その時歌枕として有名な土地である
小夜の中山を越えた。
こんな年になってまた越えた。命があったから
との感慨を歌ったものです。
六年も苦痛にのたうちまわったボクの腰部も
名医との出会完治し、コートに戻って来れました。
そういうボクは今76歳で、西行は元より、あの
大嫌いな徳川家康73歳(当時の数え方で75歳)
をも抜く身になりました。
老人のイメージが高い斎藤道三、北条早雲など
皆60歳代でこの世を去っています。
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