作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 どこまで売られるユーロ 】

2012-06-01 18:05:44 | 04 時事ニュース

欧州結束の象徴とも思われた単一通貨ユーロだが、どうやら終焉の時
を迎えたかの予感がする。

ドイツ人にしてみたら、東ドイツとの統一に要したカネだけで、いい加減
タイヘンなのに、ギリシャやスペインなどの面倒を、何時まで続けるのかと
言いたいだろう。

輸出企業にはユーロ安は追い風になるから、製造界はあまり騒がない。
しかし銀行は不安だ。いつ巨額な不良債券を抱えこむことになるか。
足元がぐらついている。

ドイツの巨大銀行に、もしもの事があったら、庶民が持っている預金だって
紙くずになる恐れが出てくる。

しかし、かつてのドイツマルクは、71年夏のニクソン・ショックまでは、
一マルクが九十円で固定されていた。

マルクがユーロに統一された時点で、その交換レートは、およそ2倍強であった。
だとすると、今日の96円は、マルク時代のおよそ半分に目減りしたことになる。

横目で見ながら、ポンドを守った英国は、賢かったのか。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
久しぶりで、時事放談を聞かせて頂きまして、世の... (山本榮三)
2012-06-06 18:59:52
久しぶりで、時事放談を聞かせて頂きまして、世の中の推移がよりはっきりと見えてきました。これからも切れ味の鋭いコメントを期待しております。
返信する
パパゲーノです。コメントを入れて下さっているこ... (Unknown)
2012-06-07 17:50:03
パパゲーノです。コメントを入れて下さっていることに気が付きませんでした。久しくお目にかかっていませんが、お元気でしょうか。
返信する

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