上海と東京の二市場で、米ドルを経由しない直接の取引が
スタートした。
東京市場は値幅制限など一切ないが、上海では政府の管理が
厳しく、当面は3%の範囲内でしか、相場は自由には動かない。
さて、中国政府の思惑は何だろう。
先ず思い当たることは、米ドル依存からの脱却だ。
米ドルは、金との兌換をやめて四十数年になるし、リーマン・ショック
の後に、印刷機を廻しに廻して、市中に流れている米ドル紙幣は
およそ三倍になっている。
もちろん、人民元も似たような有様である。
すでに米ドルを買いに買って、その米ドルに見合う人民元を印刷している。
交換性の無い米ドルのだぶつきを見て、これに依存することをやめようと、
偶々ユーロの行方が危ぶまれてもいるし、日本円を多く持とうと考えた
のではないかと思う。
日銀券の発行残高は、およそ八十兆円程度で、しかも相当量がタンス預金
となって、デフレの一因となっている。
日本の国土を買い占める思惑もある可能性が高い。
さあ、民主の野田や安住に、何か対策はあるのか。ある筈がない。
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