作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 不毛地帯(7) 】

2010-01-29 10:59:33 | 02 華麗な生活

今回も岸辺一徳の好演技が光る反面、見方によっては、
あれが壱岐という人物の表現として正しいのかとは
思いつつも、唐沢には無理な役柄との気持ちに変化がなかった。

小雪が演じる秋津千里の存在が、ニューヨークを引揚げて
東京本社勤務となった壱岐にとって、重たい存在になることを予感。

遠藤という目つきの悪い俳優が演じるライバル商社鮫島は
今回の演技を見ても、それが六大商社の常務の役ではないと
思った。ありゃ、せいぜいが部長止まり。

男の社会がジェラシー渦巻くところで、お互いに権力者への
ゴマすり合戦と、足の引っ張り合いに全エネルギーを費やす
世界と定義づけてきたが、そんな場面ばかり。

小雪以外は女優の出番が少ないドラマだが、鮫島の女房役
はみごとな悪妻を演じていた。
商社マンはなまじ地位が上がると命が短くなる。
あんな悪妻がいたんじゃ、鮫島も東京商事で常務にまで
出世したところで、浮かばれない。

サラリーマンは所詮宮仕え。
早く足を洗ってよかった。

商社のビジネスに割って入ろうとする政治家の醜い姿が
垣間見えた。
役割が政権党の幹事長。

時節柄、小沢一郎を連想させる。


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