作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 善き日かな 】

2008-05-17 18:30:00 | 02 華麗な生活

今日(5月17日)、阪神地域は快晴の好天気。
六甲アイランドを脱出して西宮市へ。
芦屋浜出口で高速道路を降りたのは良いが、
昔やったのと同じマチガイをおこして、そのまま
芦屋市内に入ってしまい、一方通行の狭い道に
迷い込んだ。

それでもアタマの中のコンパスに狂いが無かったから、
見事に酒蔵通りに入り、目指していた「東京竹葉亭」に。
今日はここで昼食を摂るプランがあった。
灘の生一本で知られる銘酒の一つ「白鷹」の敷地の中に
高名な「うなぎ」料理屋があることを、ちょっと前に発見して
今日はそこへの突撃の日なのであった。

さすがに来客が多く、半時間以上待たされたが、
立派なお重に入れられたそれは、まことに美味なもので、
従業員の立ち居振る舞いの見事さとともに、
これからも月一ぐらいは来たいものと思わせるに充分だった。

西宮北口にある県立芸術文化センターへ行くのが今日の
メインイベントである。
井上道義のタクトは久しぶりである。
八六年から三年と少しを、ボクはシンフォニーホールの近く
に住み、今は亡きカラヤンや、朝比奈隆さんをはじめ、世界
的な指揮者の演奏の数々に、歩いて行ったものだった。
かれこれ二十年にもなろうかという井上は、みごとに髪が無く
なってその姿がかえって潔く見えた。

ベートーベンの交響曲を、四番、五番、六番と三曲奏でる。
寡黙で暗い男だったと伝えられるベートーベンの交響曲は
奇数に重苦しい曲があり、偶数には明るい曲があるのだと
聞いたことがあるが、タクトを振る井上によるのであろう。
まだ若いメンバーを指揮して思い通りに軽快に、そして華麗
に三曲をこなしたが、敢えて言うなら、田園の最後の部分が
なんとなく終わり、つい小林健一郎のそれとは、相当な差が
有るなと思ってしまった。



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