今の日本の実体経済を例えれば、
温泉地で新たに掘り出した鉱泉が水風呂の
如く冷たくて、誰も入ろうとしないのに似ている。
誰かが風呂釜に薪をくべて、火を付けないと
水風呂は何時までも冷たいままで、ぬるま湯にも
なりはしない。
民間の誰もが火を付けないとすれば、温泉宿の
市役所が火を付け、水を温めねばならない。
水風呂には誰も入ろうともしないが、湯が暖まり
ぬるま湯程度になれば、誰かが入る気になり、
徐々に湯に漬かろうとする人々が増えてくる。
最初に市役所が動いたからこそ、水風呂が温泉に
変化するのだ。
いま安倍さんが言っている財政出動は、市役所が
先ず動けと言っているに等しい。
実体経済を動かすのには、誰かの「先ず動く」ことが
大切なのだ。
温泉が暖まり、大勢の客が来ると分かれば、同じ
鉱泉からの、温泉宿が何軒か出来て、列車の乗客
もまた増える。温泉宿には土産物屋も出来るし、
バーなども出来て、その街は発展していく。
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