作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 関東の豚肉文化 】

2007-03-16 11:11:01 | 02 華麗な生活


ラスト将軍、慶喜が豚肉を好んだからか、
東京で黙って「肉」といえば「「豚肉」を
意味するらしい。

東海林さだおのエッセイの中に、
大学生となって、家を出て自由の身になり、
思いっきり肉の入ったカレーを作る場面がある。

市場に行って「ブタコマ」を200だったか
300グラムだったかを買って来て、肉だらけ
のカレーを作った喜びが書かれている。

関西で育ったボクは、それを読み驚愕した。
黙って肉といえば、自動的に牛肉が出る。
それが関西の食文化である。

だから東京に行って、カツサンドやカレーライスを
注文する時は、ビーフかポークかを確認しなきゃ
いけなくなる。

一口に肉といっても、ビーフとポークじゃ
味がまるで異なる。

その上ボクは生来の豚肉嫌いで通っている。

同じものが、関東では「肉マン」。
それは関西では「豚マン」と呼ばれる。

関西で豚肉を用いたカレーライスなんか
先ずお目にかからない。

あるとしたら「ポークカレー」と明示されている。

                             パパゲーノ



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