ラスト将軍、慶喜が豚肉を好んだからか、
東京で黙って「肉」といえば「「豚肉」を
意味するらしい。
東海林さだおのエッセイの中に、
大学生となって、家を出て自由の身になり、
思いっきり肉の入ったカレーを作る場面がある。
市場に行って「ブタコマ」を200だったか
300グラムだったかを買って来て、肉だらけ
のカレーを作った喜びが書かれている。
関西で育ったボクは、それを読み驚愕した。
黙って肉といえば、自動的に牛肉が出る。
それが関西の食文化である。
だから東京に行って、カツサンドやカレーライスを
注文する時は、ビーフかポークかを確認しなきゃ
いけなくなる。
一口に肉といっても、ビーフとポークじゃ
味がまるで異なる。
その上ボクは生来の豚肉嫌いで通っている。
同じものが、関東では「肉マン」。
それは関西では「豚マン」と呼ばれる。
関西で豚肉を用いたカレーライスなんか
先ずお目にかからない。
あるとしたら「ポークカレー」と明示されている。
パパゲーノ
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