作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 野田の悪行を暴く 】

2012-12-04 14:06:28 | 02 華麗な生活
解散直前の、どさくさまぎれに野田が閣議決定した事を書く。

国土交通省の出先機関である、東北地方整備局を、解散当日
に突然廃止を決めたと言う。

二重行政だと、評判が良くないと思われている地方整備局だが、
実情はかなり異なっていて、福島県相馬市長を座長とする、
およそ四百余りの市長村長が、今の県行政では何も出来ないと
強く東北地方整備局の存続を願う要望書を提出。

国土交通省には、阪神大震災以降の、新潟県山古志村の地震、
兵庫県播磨及び但馬地方の大雨による洪水、奈良県十津川や
和歌山県熊野地区での、同じく洪水などを経験し、災害に対処
する強力な部隊が存在するとの事。

およそ一千七百の、全国市町村会の25%に当る四百強の首長が
出した要望を、解散のどさくさに廃止の閣議決定を行なった野田
の真意がよく分からない。

3・11で東北の海岸部は、津波被害でガレキの山だった。
直ちに自衛隊が出動したが、海岸部の道路が使用できない状態。
そこへ国土交通省の、災害対策に秀でた部隊が、現地に残った
土建業界の協力を求めながら、自衛隊が被災現場に急行できる
道路整備に出動し、それは大震災・大津波発生の第一報が入って
すぐの行動であったらしい。

見上げたものである。橋下の維新も行動を取ったが、動き出した
のは震災の三日後の事であった。
ボクは、三陸海岸の三つの市町に支援を行なったが、南三陸町に
連絡したら、兵庫県から派遣された人が電話に出た。土地勘が無く
仕事に成らぬと嘆いていた。

多くの災害を経験し、対策に慣れた精鋭部隊の存在があったとは
知らずにきた。国土交通省という名だけで、公共事業予算を漁る
部署との悪いイメージを改めないとイケナイ。

そんな地元に頼りにされている、地方整備局を解散のどさくさに、
廃止を決める閣議とは、いったい何処のどいつが、如何なる理由で
行なったことだろうか。本件は新内閣が発足後激しく追及されるべき
事項である。

何が「決断」の男なものか。自惚れるのも程ほどにせよと言いたい。




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