日本の原発の歴史上、最大の事故を起した福島第一を
国会事故調が問題点の把握の為に調査に赴こうとした
時に、東電はすべての不具合を津波の故にと隠蔽を企て
国会事故調の立ち入り検査を妨害した。
第一号機の、核燃料棒の冷却機能が阻害された時に備え
てあった、副水器の設置場所は、4階部分に在って21mの
高さがある。津波はそこまでは来なかった。
地震に対する備えが充分で無いと、事故調は考え、今後の
原発全体の為にも必要と、現場への立ち入りを求めた。
当然の判断であり、立ち入り検査は必要であった。
国会事故調と東電との、電話のやり取りが録音されている。
東電側は、現場は真っ暗で足元も危ういと、ウソを言って、
事故調の立ち入りを、婉曲に拒否した。
実際には、明かりが入っていて、実地検査は可能であった事
が今になって、明らかに成っているが、もう間に合わない。
東電による、隠蔽工作のお陰で、全国の原発の安全対策が
充分であるかの基本的な調査が為されなかった。
東電の虚偽の電話回答は、犯罪行為として、警察の調査に
廻されるに充分である。
これで全国の原発の再稼動の是非に、またも余計な時間が
掛かることに成った。
この件を新聞はあまり報道しない。これもまた問題である。
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