11ヵ国の参加国がシンガポールで行っていた
拡大交渉会議が昨日で終った。
これが第16回の会議だというから、すでに相当に
交渉が進んでいると見るべきだ。
この会議では、関税撤廃に例外を設けることは、
全く話し合われていない。
メキシコ・カナダは参加しているが、すでにNAFTA
加盟で、アメリカの横暴に遭っているのに、なぜ黙って
参加するのか。問題のISDS条項問題は解決したのか。
外務省は、ロビイ活動が不足している。
メキシコ・カナダが何故TPPにも参加したのか、その
ウラ事情を調査しないといけない。
ミンスのもたもたで、日本が参加の最後の国になった。
すでに16回も会合を重ねてきた諸国間には、相当に
細かい事まで合意に達していると見るべきだろう。
チリはTPPの原型、4ヶ国会議の当初からのメンバー。
同国の大統領は、日本の参加を歓迎するとしながらも、
全ての貿易品目が自由貿易委の対象だと強調した。
アメリカはオバマが輸出倍増を表明している。狙う市場は
おそらく日本だ。
それでいて自動車工業の保護には熱心で、関税も下げない。
TPP参加の是非は難題と解すべきであろう。
問題視されている、ISDS条項が盛り込まれるのなら、
敢て参加するメリットよりも、デメリットの方が大であろう。
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