関西電力も27日に株主総会を開いた。
筆頭株主は大阪市。橋下市長が自ら出席した。
二階か三階かのバルコニーに座席を与えられた橋下が、
質問をするべく、何度も手を挙げるが、司会者は暫く無視。
失礼な話である。
関西電力に未来への展望が見られない。
多くの衰退産業が歩んで来たのと、同じ道を歩んでいる。
橋下の警告は尤もである。原発依存度が最も高い関西電力の
足腰が九電力の中でも最も弱い。
現に前首相の菅は、脱原発を国の指標とすると明言した。
解散総選挙があり、新たな政権が生まれて、菅と同様に脱原発を
標榜したら、関西電力は何によって発電をまかなうのか。
橋下の熱弁を、途中で「3分が過ぎた」と遮るバカが会社側にいる。
神戸製鋼は、余裕が出来た工場の空き地を利用して、石炭火力発電を
二基設置し、合計140万キロワットの電力を生産。
全量を関西電力に売っている。
日本製紙も170万キロワットの自家発電能力を持つ。
日産自動車・コスモ石油など、工場に空き地を持つ大企業が、続々参入の
構えである。
発送電分離が行なわれたら、新規参入組みが小売を始める。
いつまでも殿様商売が続くわけもない。
関西電力経営陣の態度は横柄に過ぎる。
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