作家 小林真一のブログ パパゲーノの華麗な生活

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【 早くもバブルと囀り始めた証券雀 】

2013-04-06 18:37:26 | 02 華麗な生活

自ら異次元の政策をとると明言した黒田総裁の金融行緩和に
驚いた金融・証券界が、慌てふためき、一日の間に「大けが」を
負った連中も続出。

その腹いせにか、特に外資系の証券界の人間が、「黒田はバブル」
を狙っていると喚きだした。まだ異次元政策の初日である。
奴らの狼狽ぶりが良く分かる。

リーマンショックの後、アメリカもヨーロッパも、更には中国も、通貨量
を三倍ぐらい増やしたが、頭の固い日銀だけが、世界の諸国の政策
について行けず、通貨量を増やす事もなく、政権がミンスに渡る悲劇
と相まって、日本の円だけが不当に高値を維持し続けた。

為替相場の高安は、通貨量で決まると、世界の相場王ジョージ・ソロス
が言っているのも無視してだ。

日銀とミンスの無策によって、どれだけの国益がむなしく喪失したかを
売国者どもは、肝に銘じて謹慎すべきである。

銀行どもにも罪は深い。特にメガバンクは、貸し出しを止めて外国債を
購入しては損を出していた。
その間に、外国為替の道にうとい、中小企業に「デリバティブ」なる商品
を売りつけるべく狂奔した。

メガバンクは、ソロス理論にも詳しかった筈である。
120円の米ドルを、100円近辺で買う権利だから、目先は有利に思える。
リーマンブラザーズの倒産で、世界の金融市場が大混乱し、無能な日銀
と、無策というより、何をしたらよいのかも分からぬミンス政権の下に、
多くの中小企業経営者が、暴騰して77円になった、ドル先物に苦しんだ。

メガバンクは、「デリバティブ」を販売した行員たちを、転勤させ何も知らぬ
後から入行してきた若者に、後を任せた。悪質と言うべきである。

この担当者入れ替えの手口は、かつて株が暴落した時に、大証券が用いた
手法を真似たものである。

異次元の発想を持つ、黒田総裁は、外資を含む証券雀の考えも及ばぬ
手法を以て、かつて巨額を喪失した国益を取り戻す策を練るだろう。

テレビに登場し、安倍・黒田政策にケチを付け、泣きを入れる証券雀たちは、
大いに囀るが良い。


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