谷垣は苦悩したであろう。自分が選んだ「三党合意」が否定されたのだ。
国民にとっては良かったと思う。
民主政権が出来て三年。その間に三人の総理が生まれ、多数の大臣様が
誕生しては消えた。
およそ政治家の能力が無い馬鹿者集団が、
詐偽マニフェストで衆院選挙を乗っ取ったのだから、当然の帰結だ。
谷垣は何を思ってか、そんな野田と三十分の密約の末に、
公明の山口と手を携えて、民主政権の延命に動いた。
谷垣は、外務省のチャイナスクールの代表とも言える、加藤紘一の子分だ。
歴代の自民党総裁の中でも、軽量級の政治家だ。
九月の総裁任期切れで、再選されるとは思えない。
追い詰められて、盟友山口にも去られ、自己否定の問責決議に賛成票を投じた。
自民党議員の多数も、「三党合意」と、「消費増税」には反対だったのだ。
でなければ、造反議員が多数でないと理に合わない。
谷垣の再選は可能性が無いに等しいが、野田は案外居坐る可能性がある。
前原が茶化したように、「近いうち解散」の密約もチャラになるだろう。
日本国民に取って、真夏の悪夢が続く。
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