【 原発ゼロの政策で本当に良いのか 】

福島の悲惨な様子を見ていたら、原発ゼロのデモに参加する
気持ちにもなるが、代替電力源のコスト問題の他にも考えないと
日本の経済基盤がまた崩れる事になる。

国内で原発事故を起していながら、トルコやベトナム向けに
国産技術での原発の輸出を決めた事実を忘れた訳ではあるまい。

ならば将来発生し得る、トラブルや事故に対応できる技術者の育成は
原発機器輸出国としての最低の義務であろう。

技術者は現場で腕を磨くもの。机上論だけでは育たない。

管が孫正義と組んで、これからは太陽光発電だと浮かれて見せた。

あの時点で、太陽光発電で生み出される電気の全量を、電力九社は
買い取る義務が発生したのだ。

太陽光だけじゃなく、地熱や海上風力など、再生可能エネルギー利用の
電力がどんどん増えても、電力会社には買取の義務が発生する。

近い将来に、コストは二の次の電力が大量生産されることに成りかねない。
そこらを見ての、言い変えれば、国家大系を見通しての政策は、
今の民主党政権にあるとは思い難い。

大阪維新を含め、国家大系に立った政治集団にこそ、壊れた日本の再生
を委ねたいと思う。

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