神戸大震災では大病院の被害も多かった。
本山中町にも国道二号線に面した大きな
病院があった。
ビル崩壊の例にたがわず、この病院も一階
部分が上階の重量を支えきれず、ペシャンコ
になった。
その一階に産婦人科があった。
新生児も居ただろうし、いまにも生まれるばかり
の妊婦も入院していただろう。
一階の産婦人科がどんな様子になったのか
その発表は耳にしていないが、想像するだに
悲劇である。
若い夫が潰れた病院の前で泣きくれる姿が
報道された。それも一人や二人ではなかった。
大都市神戸の震災とは、そういうものであった。
パパゲーノ
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます