小樽のパパの子育て日記

日々のできごとを徒然なるままに2006年から書いて18年目になりました。
ヤプログから2019年9月に引越し。

渡辺三冠の解説はダントツに明快(NHK杯将棋トーナメント)

2020-01-27 05:21:05 | 将棋
ビデオ予約をしていたNHK将棋トーナメント3回戦 佐藤康光九段 対 丸山忠久九段の対局を観戦した。

解説は渡辺三冠。



渡辺三冠の解説は、他の誰よりも分かりやすい。
考え方が理論的で明快だ。
頭の回転が早く、地頭がいいのが伝わってくる。

手がよく見え、大局観が正確で、詰みにも明るい。
ほかのプロ棋士とはレベチであることが、言葉の端々から伺い知ることができる。
手の本質部分を単純化して、要点をシンプルに、分かりやすく、クリアに伝えてくれる。
それができるのも、頭の中で情報を素早く処理し、しっかりと整理できているからだろう。
自信を持って結論づけて、断定する潔さもいい。
(ぬいぐるみ好きだと公言してしまう潔さも。 参考「妻の小言」)
詰みがあるのかないのかを「おそらく詰んではず」などと逸らかす解説者との力量の差は一目瞭然だ。
羽生九段の解説も分かりやすいが、渡辺三冠には敵わない。
ほかのプロ棋士の解説は、いつもところどころ早送りしてしまうのだが、渡辺三冠が解説のときは、もったいなくてしない。



対局の結果は、丸山九段の完勝。
序盤でリードを奪い、1手勝ち以上の差を安全操業で守り切っての勝利。
丸山九段のらしさが出た一局だった。

佐藤九段は残念ながら敗戦となってしまったが、NHK杯3回戦進出は、十分健闘したと言える。
日本将棋連盟会長としての公務がありながら、今期のA級順位戦では4勝3敗と3番手。
その充実した活躍ぶりは、高く評価されてしかるべきものだ。

思いっきり寝ぐせをつけていたのは、ご愛嬌。
会長として忙しいのだから、仕方ない。
NHKは、メイクさんつけるくらいの予算ないのかな。






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