なおちゃん、元気かな？

小学4年生の時に阪神淡路大震災が発生した。
我が家もかなり揺れて
布団の中で揺れる自分を未だに覚えている。

クラスに一時的に神戸から疎開してきた女の子がいた。
なおちゃん
数ヶ月間だけの滞在だったけれど
クラス中の人気者になっていたと思う。
凄く可愛い女の子だった。

当時も地震の被災の様子はいつもテレビで流れており
その時も無力のまま見るしかなかった。
何も出来ない。

その頃凄く印象に残ったことがあって
各地の美容師が
ボランティアで散髪をしに行ったこと。
父の友人の美容師も現地へ行ったという話を聞いた。
”ハサミ一本で力になれるって凄い”
医者や歯科やそれらの技術系の仕事はその頃から
私にとって「凄い」存在だった。


気が付けば自分のことでゴタゴタしていて
帰国してから約3週間
誰の為にもなっていない私。
あえて言うなら、
私がいることで出国前よりも父が元気であるということ（苦笑）

少し前にkahoさんがコメントしてくれた
【カナダでの経験がこれからますます生かされるべきタイミングだと思います。】
この言葉に対してどうしても自分の在るべき様の答えが出ず
未だにどうしたものかしら？と思う。
CANADAにとって…
知り合いのCANADA人から
「yuki大丈夫？」とメールが来るたびに
「大丈夫だから募金して♪」と返信するくらいと、
多分、、、彼らなら被爆という風刺に惑わされずに
いつか会いに日本へ来てくれるんじゃないかと思う。
そう信じていたいと思う。