図書館活性化構想検討委員会
この長い名前の意味が、わかったような委員会だった。
つまり、委員からも指摘のあったように、みんなで構想を作り上げましょう、というより事務局案を検討して、できるだけ事務局案にそってまとめてほしいという意向がありあり。
特に移転に関しては、議会の承認も得ているという話をだして、予算案で4名が反対、うち2名が、この件に関して反対であったが(それは私のことだ)、あとの議員さんには賛成いただいたという説明まであった。あれは、あくまで勤労青少年ホームの耐震と実施設計の予算だと思うが、それに賛成するということは、図書館移転に賛成したということになってしまうのだという予想通りの展開。
最初から委員さんたちと、事務局である教育委員会、及び図書館の姿勢が違う。
さらに、委員長と副委員長はじめ委員たちとの違いも明白。委員長さんは、この会をまとめなければならないので苦慮されている様子はありありと分かるのだが、図書館についての認識が、違いすぎる。三木の図書館についてだけでなく、図書館全体についても専門外の方である。
図書館長はこの4月に変わったばかり、教育委員会の人事も変わって、図書館に精通している人材はいない。委員さんの中から、館長、副館長は司書の資格を持った人がなるのが望ましい、という意見がでたのはそのような事情もあってかもしれない。つまり事務局より委員長より、一般の委員さんたちのほうが三木の図書館についてよくご存知。利用している方が多いから当然といえば当然だが、その利用者の代表ともいえる委員さんたちは、総じて移転には消極的。つまり利用者が移転を望んでいるわけではない。
移転はやむなし、では新築という案に対しては、事務局としては、あくまで、財政事情もありに図書館を新設するなんてできないの一点張り
根拠として
新築の場合建設費に3億8000万、土地購入に1億2500万、計5億500万
改築の場合、教育センターと勤労青少年ホームの改築 あわせて3億4千万
差額1億5500万が問題という論拠
しかし土地代を除くと2500万の差額。土地が三木市のものであれば、その差額はずっと小さいものになるはず。また建物の耐用年数を考えると、新築と改築の建物では自ずと違って来る。ましてや勤労青少年ホームは耐震の度合いも分からない30年以上経過した建物である。それを1億以上もかけて、何年もたせるというのだろうか。
図書館にしたところで、移転したら5年でやめるというわけにはいかない。10年20年先をみこした移転の計画なのだろうか。今の開架図書を収納するだけでやっとやっとのスペースで、中央図書館の機能が果たせるのだろうか。あそこに書庫を増設ということになったら、新築よりお金がかかることは目に見えている。
委員さんから指摘のあった、安全性についても十分な説明がないままであった。
結局、歴史・美術の杜計画を進めるための移転としかやはり思えなかった。
プライドを持つことはいいことですが、何のための市民の聴講システムなのか、一般の委員は「行政が言うのだから」とか「議会の承認を得ているから」という説得に押し切られてしまいます。
でも理路整然を主張されるあなたが、何で前回の得票を大きく下回る結果になったのか不思議です。