男と女の、さまざまな愛の形を描いた短編集。
表題作の「愛の保存法」では、
16年間で何度も離婚と結婚を繰り返す夫婦を描いている。
好きな夫の愛を保つために離婚をすると言う妻。。。。
愛をアイスノン枕にたとえ、
あったまったらグズグズになるけれど、
冷凍庫に入れれば、機能が復活して、
しばらくは、また快適に暮らせる。
つまり、離婚は愛情を冷凍庫に入れるようなものだと。。。。
その他、女性に振り回されるちょっと気の弱い男の話とか、
どちらかと言うと、女性に都合のいい男たちが登場して、
ユーモアたっぷりで、気楽に読めて、面白かった。
死ぬまで、一人の人を愛し続けるなんて、きっと無理。
でも、老後も穏やかに過ごしている夫婦もたくさんいて、
それは、冷凍しなくても、愛情を保ち続けていられた。。。ってことかな?
それとも、あきらめと妥協の気持ちなのかな?
さて。。。。我が家は。。。?
女はやっぱり、したたかで、
男は、優柔不断。。。で甘い。。。
それで、うまくいくのかなぁって思ったり。。。