いろんなタマでアンプを製作していると、たまにオッこれは!という
ものに出会うことがある。
最近では89がそれで、後に41となる6F6族のタマだ。
ST-12の小さいダルマ管で、トップグリッドのためだろうか人気がない。
クリアで粒立ちが良く、回路によるかもしれないがスケール感がある。
清楚な71Aシングルアンプの音が霞んでしまう。
たまたま別のアンプに89を挿して聴いてみたら良かったので、もっと
フィッティングしたら特性が向上すると思う。
とはいっても、3結のシングルではどう頑張っても2W出ないし、たぶん
1.3Wくらいになるだろう。
そういうのが好きな人は、騙されたと思って試しに聴いてほしい。