杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・官邸前デモから一票の実力行使へ

2012-07-14 20:10:40 | 原発問題
毎週金曜日に官邸前で反原発を訴えるデモが7月13日にも行われ、国会周辺には2万人近くが集まりました。

この反原発を訴えるデモは、先月から参加者が急増し、
大飯原発再稼働前日の6月29日には15万人とも言われる参加者の数になりました。
29日には、私も官邸前に行きましたが、勤め帰りの方、子どもさんをつれたお母さん、
若い人たち、と本当にいろんな方たちが三々五々に集まってくるという感じでした。
自分たちが守りたいと思う子どもたちの命や健康、環境や安心、
それを訴えたいと、自然な思いにおされて、足を運んでいるという集まりでした。

私たちが、言葉で、体で意思を表明することができるのだ、ということを身をもって示しているような気がしました。

デモで声を上げることはよいことだと思います。
自分たちが自分たちの幸せな生活を訴えていいのだという権利の自覚と、
それを表現していいのだという表現の自由を行使したという実感を持つことができます。

でも、29日のこれほどの市民の声は、首相の「大きい音だね」と言う発言に一蹴され、大飯原発は再稼働されてしまいました。
デモでは、政権を動かせ得なかったということです。
私たちにそれだけの力がなかったということです。


でも、私たちには選挙権があります。
これは、私たちの幸せを考えずに勝手な政治を選択する政治家を議員で無くすことができる権利です。
こんな強い武器を持っていることを私たちはもっと自覚しなければいけないと思います。
デモでは変えられなくても、選挙では現実に変えられる可能性があるのです。


政党はどんな候補を立ててくれるのかな?
どんなことをするって約束(空約束)をしてくれるのかな?
って待っていてはだめです。

自分たちで信頼できる候補者を立てられたらいいのですが、それがむずかしいとしたら
選挙区の当選しそうな議員に質問と要望を事前にだして
それを実現すると確約させ、守れなければその次はない
と、しっかり約束させることにしましょう。

マニフェストを破ろうと、私たちの安全をないがしろにしようと、私たちの声を無視しようと
「どうせ国民はなにもいわないから」
そう高をくくられているのです。
それでも仕方ないような主権者だったのではないですか。

それぞれの自治体で、次の選挙をにらんで、「候補者」候補と思われる人に
丁寧に当たりませんか。

官邸前でもに参加すると同じ気持ちで
今回こそ、私たちが有権者だと、しっかり示してみましょう!



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