杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・日本でのヘイトスピーチ 国連「人種差別撤廃委員会」から「勧告」

2014-08-31 02:48:38 | 平和問題
ジュネーブにある国連の「人種差別撤廃委員会」は29日、 異なる人種や少数民族に対する差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)を行った個人や団体に対して 「捜査を行い、必要な場合には起訴すべきだ」と日本政府に勧告したということです。 インターネットを含むメディアでのヘイトスピーチについても適切な措置をとることを要請し、 人種差別の禁止に向けて、「特定もしくは包括的な法整備」の実現を求めました。 一 . . . 本文を読む

・「国分寺まつり」が9条の会の出店許否。憲法違反です!

2014-08-30 12:51:02 | 憲法問題
東京都国分寺市で11月に開かれる「国分寺まつり」で、毎年ブースを出している護憲団体「国分寺9条の会」が今年の参加を拒否されたということが報道されています。 市などでつくる実行委員会は、内容が政治的であることを理由としているということです。 これは憲法の保障する表現の自由に違反します。 表現の自由とは、「外部に公表する精神活動」の自由ですから、言ったり書いたりする以外の、出店という行為も表現に . . . 本文を読む

・撫順の奇跡

2014-08-24 16:08:41 | 平和
最近読んだ東野圭吾の「さまよう刃」のなかに 犯罪の加害者について、子どもを殺された父親のこんな独白があります。 「更生という言葉を使う人間もあるだろう。 しかし、どうしてもその考えを持つことはできなかった 世の中というシステムが作り出した怪物を、人間の力で人間に戻すなんてことは不可能としか思えない」 これを読んで思い出したのが「撫順の奇跡」でした。 戦後、中国で莫大な被害を与えた日本兵が、撫順 . . . 本文を読む

・少年犯罪被害者支援弁護士ネットワーク集会 『さまよう刃』上映とシンポ

2014-08-09 23:01:13 | 犯罪被害者
2014少年犯罪被害者支援弁護士ネットワーク集会 ~ 映画「さまよう刃」と犯罪被害を考える集い~ 少年犯罪被害支援弁護士ネットワークは2001年に、少年犯罪被害者の方の支援を 少年事件の手続きに詳しい弁護士が迅速に行いたいということから設立しました。 こ の間、少年法が何度か変わり、少年犯罪被害者の方のための保護規定もいくつかできました。 裁判員制度も導入されて、被害者の方が法廷で加害少年を . . . 本文を読む