杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・良質なメディアを育む努力~ 「DAYS JAPAN」を支える

2009-12-18 02:27:26 | 報道・情報
広河隆一さんは、チェルノブイリやパレスチナなどを映像に修め、社会に映像を通して問題提起されてきたフォトジャーナリストです。 この広河さんが責任編集されている雑誌が、廃刊の危機に瀕しているというメールがあちこちから流れてきています。 私たちが何かを発言するには、正しく事実を知ることが前提ですが、今日、私たちが何かを知るためには、メディアによらなければとうてい不可能です。だからこそ、表現の自由の背後 . . . 本文を読む

・ガザ攻撃から1年 ~ 現地は今

2009-12-16 08:35:32 | 平和問題
ガザ地区の空爆から1年がたちました。たった一年前のことですが、時の流れは速く、既に随分以前のような気さえしますが、現地では苦しい暮らしをしている人々がいることを忘れてはいけないと思います。 空爆の下の悲劇を体験している東京大空襲訴訟の原告らは、今年、イスラエル大使館に空爆停止の訴えをしました。 以下、転載記事です。 ====================================== . . . 本文を読む

・東京大空襲裁判 本日(2009年12月14日)判決

2009-12-15 01:24:15 | 東京大空襲
本日、東京大空襲裁判の第一審の判決がありました。 東京大空襲訴訟は、1945年3月10日の東京大空襲を中心とする民間空襲被害者である原告ら131名が国を被告として、戦後補償を求めて提起していたものです。  原告らは、空襲により孤児となり、あるいは障害を負うなどして、戦後も差別等を受けながら、「私達には、戦後が来ていない」という思いを抱え、60年余を経て漸く集団訴訟に立ち上がり、今日を迎えたもので . . . 本文を読む

・日米同盟(?)解体シミュレーションゲームはどうか

2009-12-11 08:10:52 | 平和問題
私たちのコスタリカに学ぶ会は、平和の作り方について市民が何をしていったらいいのか、どう実践していくべきかを考えて、7年活動をしています。 今、切実に思うのは、「戦争はもう嫌だ」という体験からの平和づくりに気持を注ぐ戦争を知っている世代、戦後の空気を知っている世代から、 “戦争は知らないが戦争の問題性については関心を持っている。日本だけにとどまらない世界規模での平和について関心を持っている” という . . . 本文を読む

・レジリエンス

2009-12-05 23:19:16 | Weblog
「レジリエンス(resilience)」とは、もともとは、跳ねっ返ってもとの状態に戻ることができるという理工学系の用語だったということですが、現在、精神医学とか心理学などで用いられるようになり、「困難な状況に直面しても,うまく適応出来る力」と理解されているようです。 このレジリエンスという力を発揮することのできる人に見られる特徴として、 「肯定的な未来志向性」 「感情の調整能力」 「興味・関心の . . . 本文を読む

・ホンジュラス問題~イベロアメリカ首脳会議で協議

2009-12-02 09:02:32 | Weblog
ホンジュラスのクーデター、大統領選挙を巡る問題が、イベロアメリカ首脳会議において取り上げられ、大統領選への対応を協議したということです。 (09年6月のホンジュラスのクーデター方引き続きの話題です。) 第19回イベロアメリカ首脳会議は29日、ポルトガルの首都リスボンで開催されました。ラテンアメリカの19ヵ国と欧州の3ヵ国から国家首脳と代表が参加しました。  今回の会議は「革新と知識」と題し . . . 本文を読む

・沖縄密約開示訴訟~吉野証言と訴訟指揮

2009-12-02 00:40:18 | 報道・情報
「『沖縄密約』訴訟 証人の元外務省局長が存在認める 」というニュースは、今日、夕方以降はいずれのニュースでも取り上げられる大きな話題になっていました。 その中味は、 昭和47年の沖縄返還をめぐり、日米両政府が交わしたとされる密約文書の開示を求めた行政訴訟で、返還交渉の担当者でメディアに密約を認めた吉野文六・元外務省アメリカ局長(91)が、「沖縄返還協定と実際とは違う」と述べ、米軍用地の原状回復補 . . . 本文を読む

・中米ホンジュラス大統領  選挙と今後の米国との関係

2009-12-01 12:58:09 | Weblog
2009年6月下旬にクーデターが起き、セラヤ大統領が追放され、ミテレッティ氏が大統領となっていた中米ホンジュラスで、11月29日に、暫定政権の後任を決める大統領選の投票が行われました。 この間、7月にはコスタリカのオスカル・アリアス大統領が両者の調整に乗り出し、双方大統領がコスタリカ入りするなどの出来事もありましたが、その後調整は進まない状態でした。 クーデターで大統領職を追われたセラヤ氏は首都 . . . 本文を読む