杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・夫婦別姓で素敵な夫婦関係ができるかも?

2009-09-30 02:11:53 | Weblog
男女平等参画大臣が福島さん、法務大臣が千葉さんという女性弁護士2人がそのポジションについたこともあって、選択的夫婦別姓を導入する民法改正についての話題が勢いを増しています。 10年以上前に、一度その法律化が現実を帯びたもののその立ち消えてしまいましたが、今度は本当に実現しそうでしょうか。 夫婦同姓でないと家族の絆に揺らぎがでるというような意見もあるようですが、諸外国では、別姓だから家族の絆が揺 . . . 本文を読む

・政権が変わって見える自民党の根拠

2009-09-18 04:38:07 | Weblog
鳩山内閣になり、各大臣が華々しく方針を打ち出しています。 後期高齢者医療制度の廃止、生活保護の母子加算の復活、沖縄密約の徹底解明、捜査取調の全面可視化、豊洲への築地市場移転の中止、八ッ場ダムの建設中止や全国学力テストの一斉実施の見直し、教員の免許更新制の見直しなども紙面をにぎわせています。 これらは、私の周りの市民運動をしている方たちが日頃訴えてきた馴染みのあることばかりで、なぜ、これまでこれら . . . 本文を読む

・「うさぎ」小沢健二(オザケン)の童話

2009-09-12 08:31:38 | 趣味
「うさぎ」という童話に、ベネズエラの平和のことが書かれていて、中南米に興味を持っていたので・・・ といいながら、イケメン(余計ですねッ)の青年がコスタリカに学ぶ会の運営のための世話人会に来てくれました。  そのとき集まっていた数人のメンバーは「うさぎ・・・?」という感じで、その青年の話を珍しげに聞いていました。 <訂正> うさぎの執筆者について、オザケンさんでなく、俊夫さんが執筆者だというよう . . . 本文を読む

・少年犯罪被害者支援弁護士ネットワークの集会のご案内

2009-09-11 01:21:32 | 犯罪被害者
集会のご案内です。 犯罪被害者の方、特に少年事件によって被害を受けられた方に対して、少年事件の手続きを知る弁護士たちが支援をしなければ、と考えて始めたネットワークです。 今回の集会は、被害者の方が少年事件の審判やその裁判において、傍聴とか参加とかを体験して、それがどのような意義を持ったか、などについても考えたいと思っています。 また、事件の審理の場に立ち会うこと、加害者に近づくことが、被害者、 . . . 本文を読む

・保坂展人さんの落選は残念

2009-09-02 03:47:45 | 
社民党の保坂展人さんが、東京8区で、石原伸晃さんと戦い惜敗し、また比例でも当選することができませんでした。 保坂さんは「国会の質問王」と呼ばれ、政官による税金の無駄遣いを暴いたり、年金問題についても、先の消えた年金問題が起これば社会保険庁にすぐに調査にいき、柏崎の原子力発電所の事故が起こればすぐ駆けつけるなど、視点と行動力には非常にすぐれた議員で、一人で何人分もの活躍をされていた議員でした。 弁 . . . 本文を読む

・知的障がいのある人は裁判員になれるのか

2009-09-02 03:13:15 | 障がい問題
先日、軽い知的障がいのある方たちが作っている新聞の記事について取材を受けるかたちでお話をする機会がありました。 5名の方たちで、障がい者虐待防止法(案)についての討論になりました。 過去の虐待事件についても、よく理解されていて、その被害の痛みや、軽視された人権の不合理性に、みんなで一緒になって憤って話しました。 そんな中で、裁判員制度のことについても話が及びました。 障がいがあっても裁判員になれ . . . 本文を読む