秘密保護法については、多くの人の関心が成立前から高まり、
現在もその不安は増大するばかりです。
この法律の弊害について,これまで自分のわずかな経験と想像で話していたのですが、
この日本評論社の「特定秘密保護法とその先にあるもの」は、
いろんな分野の方たちがその分野での弊害についてリアルに語っています。
(はしょって書きますが)例えば、元航空機長の話
特定秘密保護法は、(空の安全と秩序を基本原則にする)航空法を骨抜きにして
民間機による武器・弾薬輸送を実現させる危険性があります。
統制物を秘密扱いすることによって,内容を機長に知らせることなく輸送させることが可能となるからです。
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搭載する物資を秘密扱いにして機長に知らせない。
搭載物を機長が知ろうとすれば罪に問われることになります。
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内容不明な貨物輸送などあってはなりません。
以上
「搭載物が秘密」では困るが、「機長がそれを知ろうとしたら罪に問われるのでは困る」
それはそうですよね。でも、気がつきませんでした。
社会のあらゆる場面で問題が出てくることがよく分かりました