子どもを、配偶者を殺された遺族が、刑事裁判に参加して、被告人に質問をしたり、「死刑が相当」とか「無期懲役に」とか刑についても意見をいえるようにする
という「被害者参加制度」の法案について、今、衆議院(法務委員会)で審議されています。
これまで、被告人を裁くための刑事裁判には、被害者は一傍聴人として法廷で傍聴することはできても、被告人に対して積極的に何かをいうことができなかったために、「被害者も . . . 本文を読む
国会は、宙に浮いた5000万件の年金の問題で荒れに荒れている様子が連日、テレビでは放送されています。今国会では、教育基本法改正、憲法改正国民投票法など重大な法律をはじめ、圧倒的な多数があれば、議論の中味は十分に尽くされなくても、国民の声がどうであっても、ドンドン国会を通過していってしまう様子をまざまざと見せつけられます。
国民の権利を制約したり、負担を課したりすることのできる法律が、議論も尽 . . . 本文を読む
今回の少年法の改正で問題とされる大きなポイントは
1 14才未満の子たちに対する警察の強制調査権の行使
2 概ね12才以上の子たちも少年院へ収容できる
3 保護観察の遵守事項を守らないときには少年院へ入れることもできる
という点で
このことについては既に書いています
http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/4463d73406a4aa4e9eed283b37 . . . 本文を読む
環境にやさしい風力発電、と思いこんできたのですが、それにも逆風(?)があるという話。
今、世界中が地球温暖化を防ぐためにエネルギー問題に真剣に取り組んでいます。先日たまたま、環境問題を研究されている方から、とても興味深いお話をうかがいました。
風力発電は、
ご存じのように「風の力」で風車をまわし、その回転運動を発電機に伝えて「電気」を起こします。風力発電は、風力エネルギーの約40%を電気エネ . . . 本文を読む
松岡利勝農林水産大臣が自死されました。
午後のニュースで知り、とても驚きました。
一昨日(5月26日)、私は犯罪で子どもさんを亡くされた方たちと、支援弁護士の活動でお目にかかっていたばかりで、その集会では、家族(主に子どもです)を亡くすことについての辛さと、家族を失った後、他人からは過ぎたことになってしまうけれども、いつも今の苦しみだということを重く聞き、また擬似的な思いをしてきたところでした。 . . . 本文を読む
以前にも紹介しましたが
私たちは弁護士有志で、少年犯罪被害者支援弁護士ネットワークという緩やかな弁護士の集まりをつくっており、今年はその第7回の集会(7年目です)をこの5月26日(土)に開きました。
もともと犯罪の被害者や遺族の方が刑事裁判の手続きに自ら加わることはできず、事件の真相を知ることや加害者について知ることから遠ざけられていましたが、中でも少年犯罪によって被害を受けた方たちは、少 . . . 本文を読む
母親の話によると、一人っ子の少年に対して父親は過剰な期待をかけ、一流高校へ進学し最終的には一流大学を目指すようにと言っていました。少年は、父親からそのように言われると親の期待にこたえたいと、とうてい無理な高校への目標を立てて「頑張ろう」と勉強に取り組むのですが、現実は意気込みだけではついてきません。また、高校進学のために通っている予備校からはもっと基礎からの学力を付けることを進められていました。 . . . 本文を読む
政府・与党は25日、年金記録が宙に浮いたり、消えたりしている問題についての対処方法をあきらかにした。
1 本来の年金額を受給していなかった場合、現行制度では差額を受け取れるのは過去5年分だけだが、時効をなくして全額受け取れるような特別立法を議員立法の形で行う。
→ たとえば、数字を簡単にして考えると
1000万円納付したのに、200万円が未納として扱われていた場合、
1000万 . . . 本文を読む
少年事件については家庭裁判所が、大人の裁判に当たる「審判」を非公開で行います。ここで少年院送致の決定がされた後、不服があれば2週間以内に「抗告(こうこく)」をすることになります。
この事件でも、一度少年送致という決定が出てしまいましたので、この結果を変えるためには抗告をすることになります。
抗告できる場合とは、
決定に影響を及ぼす法令違反,重大な事実の誤認又は処分の著しい不当を理由とするときと . . . 本文を読む
少年事件の記録
昨年6月21日に奈良県で起こった母弟妹放火殺人事件は、ショッキングな事件について、大きな少年事件が起きるたびに、紹介されることがありますが、この事件と類似の事件でありながら、一家が今は幸せに暮らしているケースを扱ったことがあり、ぜひ紹介させていただきたく取り上げました。
奈良の事件は以下のようなものです。
奈良県田原本町の医師(47)宅で火災発生。同じく医師の母親(38)と小 . . . 本文を読む
今日夕方、たまたま、三鷹駅で、20才前後の二人の青年と「憲法の危機」なんて話をする機会がありました。聞けば、「憲法のことが気になっている」と。
いや、本当にあぶないんですヨ。安倍首相、本当にごり押しでも憲法変えるみたいですから(ここのところ、重要な法律をみんなごり押しで成立させてきた)。
そして、国民投票法案が成立してしまった今、今度の参議院選挙で選んだ参議院議員は、3年後に憲法改正を発議する国 . . . 本文を読む
NHKの朝の番組で
「女性の品格」 という本の紹介をしていました。
あるインターネット書店によれば
[要旨]
いまや女性の社会進出、活躍が当たり前となった日本社会。学校や職場でも優秀で元気なのは女性ばかり。もはや古い型の「女らしさ」は求められない?いや、女性上位の時代だからこそ、従来の男性とは異なる価値観、よき女性らしさを、職場や家庭に持ち込んでほしい。本書はビジネスから装い、話し方、恋愛にいたる . . . 本文を読む
「食品などを購入する生協は知ってるけど、医療生協ってなに?」これまで夫宛に届く医療生協からの封筒に???でした。
今日、偶然にも医療生協の方からお話を聞く機会があり謎が解けました。
1 なぜ医療生協が生まれたか
もともと病院は、医者でなければ開設できないが、それ以外の方法で開設でき るのが医療生協という方法だということで、組合員が出資して医療機関をつくる のだそうです。このような医療生協が生 . . . 本文を読む
5月22日の報道ステーションで、厚生・国民年金の約5000万件の加入記録が2006年6月現在、誰が収めたものかわからずに、注に浮いている、ということについて報道をしていました。
少し前のニュースなのですが、たまたま映像入りでの放送だったので、改めて驚いてしまいました。
そして、現実に、11年間(たしか、そう言っていらしたと・・・)の支払の記録が社会保険庁にないために年金を受け取れなくなったという . . . 本文を読む
2006年4月、これまでも平和のための活動をされてきた、きくちゆみさんたちを中心として、国内で積極的な平和省設立に向けた活動を行っていくために「平和省(JUMP)プロジェクト」が設立されました。
http://ministryofpeace.jp/
1 平和省(JUMP:Japan United for Ministry Peace)プロジェクトの発祥
もともと、国際的に平和省をつくろう . . . 本文を読む