前防衛事務次官の守屋武昌さんが収賄容疑で逮捕されたというニュースが、大きく報道されました。
例によって、マスコミは同氏の高校時代の友だちにも、当時の守屋氏は?と質問をするなど、人生そのものにまで拡げています。
でも、この高校同窓の方の語っていた守屋氏は、決して評判の悪い青年ではなかったようでした。将来を夢見て受験勉強をして一流の大学に進学し、今の自分の姿を目標に来たわけではなかったようでした。
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東国原知事が「徴兵制あってしかるべき」という発言をしたというニュースを見て驚きました。初めは、同氏がそのような主義の持ち主だったのかと。
ところが読むと、「若者が訓練や規則正しいルールにのっとった生活を送る時期があった方がいい」というのが真意のようなのです。
それで、「徴兵制?」
確かに、このようなことを言われる方はときどきいます。でも、それはあまりに短絡的ではないでしょうか。
徴兵制とか軍隊 . . . 本文を読む
犯罪の取調において、自白の強要などの行き過ぎがないようにするために、取調室に「のぞき窓」をつけることを検討している、との報道がされています。
行き過ぎを防ごうという目的は適当だと思いますが、内部チェックの甘さ、いい加減さも、警察に限らず、これまで問題になっています。
ならば、一層、取調のビデオ録画を進めるべきで、問題なったときには客観的な検証ができるようにすべきです。
ところで、この「のぞき窓 . . . 本文を読む
私が平和の市民活動として取り組んでいる、「コスタリカに学ぶ会」のこのコスタリカも、子どもの模擬選挙では有名なのですが、ミネソタ州の一部でも子どもの選挙が行われているそうです。
これはNHKのニュースで見たのですが、選挙当日に大人と同じような設備で投票する形式になっていました。
子どもと一緒に、選挙についての話をしながら投票場に行く。このことは、子どもに政治に関心を持たせるとともに、大人にも主権者 . . . 本文を読む
被害者の立場は、長い間、省みられることなく、情報や損害の補償などについて不十分な状態におかれてきました。
とりわけ、加害者が少年である場合に、未熟な加害少年の育成の観点から、プライバシーが尊重されるなどの配慮を要することから、相対的に被害者は、情報からも遠ざけられ、苦しい思いをしてきました。
ここ10年ほど、この被害者問題にやっと目を向けられてきました。
今回の少年出院情報の通知もその一環で、 . . . 本文を読む
「日本は、人を大切にしないことにかけては世界に冠たるものがあるのではないか。」こう、自虐的に海外の知人には紹介せざるをえない今日この頃です。
食べ物対する信頼を平気で裏切る食品業界、医療に対する信頼を平気で裏切る医療行政、そして、人の命に直結する交通インフラで安全を裏切る建設業界。
アリの行列を踏みつぶす、砂を掛ける、水を撒く幼児の行動を「子どもは(未熟ゆえ)残虐なことをする」などといい、子ど . . . 本文を読む
少年問題、被害者問題は私が真剣に取り組んでいる分野なのですが、今、少年法の改正が問題とされており、その争点が、被害者に関わる部分です。
交通事故で子どもさんを失った、犯罪の被害者である片山徒有さんが中心となっ多被害者の問題を考える「被害者と司法を考える会」からイベントのお知らせです。
日時:2007.11.25 (日)12:00~16:30
会場 青山学院大学 青山キャンパス 総研ビル(正 . . . 本文を読む
「平和の集会」と、銘打っての集会を開きます。
世の中の動きを、いろんな角度から見る力のある齊藤貴男さんに、講演をお願いします。どんな考えのヒントをいただけるのかが楽しみです。
また、
東京大空襲裁判原告団
被爆者裁判原告団
重慶裁判弁護団
の3訴訟原告団が
戦時中の被害、既に過ぎ去ったと思っていた被害について、その実態を知らせるとともに、今、このようにあぶり出すのはなぜか。
そして、今どの . . . 本文を読む
この記事を、多くのみなさんはどのように読まれるでしょうか。
今は、麻原(松本智津夫)の裁判はすべて終わり、死刑が確定しています。
しかし、裁判中も、
「あのオウム真理教の麻原に裁判をすること自体税金の無駄遣い」
という声もたくさん聞きました。
その上、死刑囚になった彼の今の医療が不十分である、なんていう日本弁護士会は正気の沙汰ではない、と思われる方も多いのではないかと思います。
でも、理屈で . . . 本文を読む
先日、平和省を日本でつくろうという活動をしている仲間の提案と指導で、マインドマップなるものを体験しました。
マインドナップの説明は次のようなものです。
***** MIND MAP ******
1960年代に英国のトニー・ブサン氏が発案し、提唱する記述法。Mind Map、マインド・マップ
中央にイメージ(イラスト・キーワードなど)を描き、そこから四方八方にツリーを広げ、中央のイメージに . . . 本文を読む
憲法学習会をずっと続けています。
今月6日は、これまで労働運運動に関わってこられた筋金入りの戦士の方たちからお声を掛けていただき、神奈川で開催しました。
人権の箇所を話すときには、「どんな権利が思い浮かびますか?」と質問させていただき、聞くだけでなく声を出しながら進めるのですが、流石!「働く権利」「勤労の権利」があちこちから聞こえてきました。
天皇の規定では、「衆議院の解散」なんてことを条文上、 . . . 本文を読む
11月6日 文民統制違反抗議 緊急集会 報告
社会には、日々新しい話題が起こり、国民は気をつけていないとその日その日の話題に振り回されて、少し時間の経った、でも重要なことについて忘れそうになり、否、忘れさせられそうになっていることに気付かなければならなりません。
戦争への道に踏み込む恐れ、これは戦後60数年、私たちがどんなことがあっても繰り返してはいけない問題のはずです。これこそ、攪乱されても見 . . . 本文を読む
少年法は非行少年健全な育成に配慮をした法律ですが、他方、これまで刑事事件で蚊帳の外におかれてきた被害者の方の思い、加害少年のことについて知りたいという思いを配慮した法改正が、2000年にも行われました。
このときには、
・事件についての記録を閲覧できること、
・被害者の意見を裁判所に届けること、
・審判(少年の裁判)の結果を知ること
の3点が盛り込まれました。
今回この2000年改正の見直しと . . . 本文を読む
志村建世さんのブログ(志村建世ブログ)
に、「忘れられない先生」というテーマで下記のような記事が載っていて、心を動かされました。
引用
「 6年生で私は2組だったが、1組の担任は、以前にも触れた特攻隊帰りの岩沢
先生だった。生徒に体当りしてくるような迫力があり、体操でゲームをするときなどは、生徒といっしょに転げ回るような熱血漢だった。後に聞いた話では、子供たちと触れ合うことで、自身が戦後の虚脱から . . . 本文を読む
人はいろいろなことを体験すると、子どもの頃の純真な心を失っていくことになるのかと少し悲しい思いでいたことがありました(もう何十年も前のことですが)。
でも、人のきれいな心は絵の具の白ではなく光の白なのではないでしょうか。
絵の具は混ぜれば混ぜるほどその色は黒くなっていきます。
でも、光はいくつもの光の色が重なって白の光をつくります。
だから、何も知らない、何かに染まりやすい脆弱な白ではなく、何を . . . 本文を読む