杉浦 ひとみの瞳

弁護士杉浦ひとみの視点から、出会った人やできごとについて、感じたままに。

・少年法適用年齢引き下げシンポジウム

2017-01-09 17:46:15 | 少年非行
  2017年1月10日 18:00 のシンポのご案内  弁護士会館17階(千代田区霞が関)   無料、予約不要 少年法の適用年齢引き下げに関するシンポです。 成人の年齢を18歳に引き下げようという動きがありますが、 適用年齢を定めている法律には、例えば飲酒・喫煙でも分かるように、それぞれの立法目的があります。 少年法に関していえば、年齢を引き下げれば、18,19歳を大人と同じような裁判を受 . . . 本文を読む

・セカンドチャンス!少年院経験者らに「希望を」 NPO法人設立

2011-01-06 09:04:13 | 少年非行
少年院出院者らが中心となって、少年出院者のための自助活動のためのグループ「セカンドチャンス!」が、 昨日、霞ヶ関の司法記者クラブで会見をしました。 毎日新聞では写真入りの記事が掲載されています(本記事の写真とは別です)。 「社会復帰支援へNPO法人設立 毎日新聞 1月6日(木)8時52分配信」 記者会見をしたのは、少年院に入った経験がある若者たちとその支援者。 入院中の少年や出院者の社会復帰を . . . 本文を読む

・死への想像力の欠如 ~ 足に錘 海に沈める

2010-06-23 19:15:27 | 少年非行
ちょうど6年前に佐世保の小学校6年生の女児による同級生殺害事件があり、朝日新聞の取材を受けたことがありました。 その時に、生活が都市化し、核族化して、人の死に遭遇する機会が少なくなり、子どもには死への想像力の欠如がある。それを学校教育の中で子どもたちに教えられるのではないか、ということも話しました。 そして、その想像力の欠如の例として、2004年当時、その少し前にあった事件~ 数人の少年らが知 . . . 本文を読む

・「BOY A」(少年A) ~ 少年犯罪とその更生

2008-10-12 16:53:46 | 少年非行
先日、「BOY A」というイギリス映画の試写会に行ってきました。 少年犯罪と被害者、加害少年の立ち直り、遺族の心理など思いテーマを描いた映画を日本に紹介されているムヴィオラ(MOVIOLA)という配給会社の方からのお誘いでした。 過去に、配給された、少年に子どもを殺された父親が加害少年の更生にかかわるという「息子のまなざし」という映画も非常に印象的でした。 このときには映画上映と、被害者遺族も . . . 本文を読む

・少年非行 ~ 少年は未熟だから事件をおこすということ

2008-08-02 01:50:02 | 少年非行
2ヶ月前のこと、私が学生時代に大変お世話になったご夫婦の息子さんから、意気消沈した声で電話がありました。 「お恥ずかしいことなのですが、息子が傷害事件を起こしまして・・・」 「それは心配ですね。夕方お越し下さい。お話しをうかがいます。」と電話を切りました。 私がお世話になったご夫婦はまじめで、人情があり、嘘が大嫌い。お二人でお仕事に精を出し、本当に誠実な生き方をされている方たちでした。私が学生の . . . 本文を読む

・「僕はパパを殺すことに決めた」~鑑定医の思いは

2008-04-17 22:28:37 | 少年非行
 話題になっています『僕はパパを殺すことに決めた』。 知り合いの共同通信の方が評論記事を配信されました。 記事として読んでいただけない地域の方も多いと思うので、ということで記事を見せていただく機会がありました。 話題性はあっても、なかなか丁寧に理解することは難しいと思います。 私もいろいろ感じることがありましたので、紹介させていただきます。 ********************* ◎ . . . 本文を読む