隙だらけ 好きだらけ日記~永田浩三 という方のブログに
「いわゆる?従軍慰安婦って何だ」というテーマの記事がありました。
内容は、とてもお考えの深いもので、共感させていただきました。
このテーマは、NHKの報道が「いわゆる」をつけたことで
その事実を曖昧にしようとしているのではないか、というニュアンスでの指摘だと理解しました。
ただ、いわゆる慰安婦問題の裁判に関わってきた者からすると
この「い . . . 本文を読む
2010年3月2日に、海南島慰安婦裁判が上告棄却となりました。
これは、中国の海南島(中国の南端の島)に住む少数民族の女性たちが、第二次世界大戦中に、日本軍によって「慰安婦」にさせられて被った被害について、2001年から、日本国を被告として起こしていた裁判で、この事件が地裁で敗訴、高裁で敗訴し、上告したのですがこれが棄却となったものです。
原告の女性は始め8人でしたが、やがて2人がなくなり . . . 本文を読む
3月26日に、中国海南島のいわゆる慰安婦事件の高等裁判所での判決がでました。この事件は、慰安婦事件最後の裁判といわれている事件です。
この事件について、東京高等裁判所第21民事部は、
被害女性らが、精神被害であるPTSDをこえて、「破局的体験後の持続的人格変化」(国際疾病基準ICD-10)に罹患しており、その被害は重篤で、既に償われたとか癒されたとかいうものではない」と強い調子で、被害の重さを認 . . . 本文を読む
海南島戦時性暴力事件(いわゆる従軍慰安婦事件)について、日本国を被告に裁判を行っている弁護団に加わっています。
2001年に提訴し、現在控訴審が08年12月25日に結審し、3月26日の判決を待つ状態です。
私が、最初に被害女性たちと出合ったのは、提訴前ですから、すでに10年近く彼女たちと関わっていることになりますが、ここまで関わってきて、最近、私が慚愧に耐えない思いでいることがあります。
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海南島「従軍慰安婦」裁判控訴審の現状
一昨年(平成18年)8月に一審の判決で、戦中の被害の事実は認定しながらも、敗訴となった本件は、現在、東京高等裁判所第21民事部に係属しています。8人いた原告は既に2人他界しその相続人が訴訟承継、つまり裁判を受け継いで行っています。いわゆる慰安婦裁判ではこの海南島訴訟は最後の裁判となっており、その重要性を感じています。
ところで、一審で認定された事実の中には . . . 本文を読む