御年71歳。しばらくロックから遠ざかっていたハード・ロックのカリスマ、リッチー・ブラックモアが久々ににロックを演奏しました!
2016.6.17、ドイツのローレライ、6.18には同じくドイツのシュトゥットガルト、6.25にはイギリスのバーミンガムにて、それぞれライヴを行いました。
この3か所以外にはライヴを行わないとのこと。あくまでも今回は「楽しむ」ために行ったのであり、ツアーも行わなければ、ニュー・アルバムを発表するつもりもないそうです。
2016.6.25、イギリス・バーミンガムのライヴより、『Highway Star』
往年の狂気に満ちたギター・プレイは封印されたものの、ギター・プレイそのものに衰えは感じません。「いい感じ」にロックしているのではないですか?
とはいえ活動の主体はあくまでもBlackmore's Nightにあるとのこと。26歳年下の奥さん、キャンディス・ナイトとのプロジェクトが主体であり、ロックは今回だけの一時的な帰還だったようです。
まあ、いいんじゃないですか。私はBlackmore's Nightも好きですから(笑)
Blackmore's Night[Under A Violet Moon]
中世音楽を現代風にアレンジした音楽で、ロックではないかもしれませんが、実は音楽性自体はほとんど変わっていない。単に「表現」方法が変わっただけだと、私は思っています。
素晴らしい音楽ですよ。納得しない方々も多いみたいですけどね。
ただ、できれば日本でも、RAINBOWのライヴを行って欲しかったなあ……。
ところで、リッチーがかつて在籍していたバンド、DEEP PURPLEが今年、「ロックの殿堂」入りを果たしたそうです。
かつてのメンバーであったリッチーも、殿堂入りを果たしたことになったのですが、授賞式にリッチーは出席しませんでした。
なんと、DEEP PURPLEサイドからリッチーに、出席拒否の申し入れがあったのだそうです。
現DEEP PURPLE のヴォーカリスト、イアン・ギランとリッチーとの不仲は70年代からのもの。どっちがどう悪いというわけでもないのですが、性格も音楽観もあまりにも違いすぎるこの両者の仲違いは、「ロックの殿堂」でも、仲直りさせることはできなかったようです。
この両者、リッチー・ブラックモアとイアン・ギランが揃って在籍していた 1970~73年にかけての時代こそ、DEEP PURPLE黄金時代と呼ばれているのですから、
なんとも、皮肉なものです。
現DEEP PURPLEによる演奏[Smoke On The Water]
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