通常ならば、今日あたりから今年の大河ドラマ『麒麟がくる』が放送されるはず、でしたが
皆さまよくご存じの通りの事情により、2週間ほど放送が遅れておりますね。
そういうわけで、麒麟はまだ、こない。
主人公は明智光秀。興味深い人物ではありますが、あまり世間のイメージはよろしくない。
思えば、NHK大河ドラマというのは、割とイメージのよろしくない人物を主人公に据えることが多いですな。
古くは『花の生涯』の井伊直弼。『樅の木は残った』の原田甲斐。
『元禄太平記』の柳沢吉保。『風と雲と虹と』では平将門。『草燃える』では源頼朝。
『徳川家康』なんかもそうかもしれませんね。近年では『平清盛』などがその典型例でしょうか。あとは『太平記』の足利尊氏。『花の乱』の日野富子。
結構色々あります。
結構ね、大河ドラマって視点が面白かったりする。この伝統は大事にして欲しいなあ。
大河ドラマということで、今まで観てきた大河ドラマのなかで、一番印象に残っているのはなんだろう?と考えてみた。
やはり、昭和55年(1980)に放送された『獅子の時代』でしょうね。
二人の架空の人物が主人公なんです。一人は菅原文太演じる会津藩士。もう一人は加藤剛演じる薩摩藩士。二人は幕末の動乱を経て明治に至り、加藤剛の方は政府内で出世していくが、理想の政治と現実とのギャップに悩み続け、菅原文太の方は常に社会の底辺にあって、持ち前の反骨精神で、世の矛盾に立ち向かっていく。
立場を越えた熱い友情。激動の時代を両極の視点から描いていく。脚本は山田太一。非常に面白く、印象的なドラマでした。
大河ドラマでなにか一本おススメするとしたら、私は迷わずこの『獅子の時代』を選びます。
あとは『八重の桜』かな。『炎(ほむら)立つ』は、ドラマとしてはいまいちだったなあ。
そんなこんなで、『麒麟がくる』はたしていかに。
大江戸捜査網のテーマ
CS時代劇専門チャンネルにて杉良太郎バージョンの『大江戸捜査網』の放送が始まりました。
内容自体はどこにでもある、勧善懲悪痛快時代劇ですが、音楽がいいですよね。このテーマ曲が好きだって人、多いんじゃないかな。
【隠密同心 心得の条】
『我が命我が物と思わず
武門の儀 あくまで陰にて
己の器量伏し 御下命如何にても果たすべし
尚
死して屍拾う者無し
死して屍拾う者無し』
かっちょええ~!
麒麟はまだ来ない!ほんとですね〜f^_^;
そろそろ麒麟もくるかな~(笑)