作詞、小池一夫。作曲、渡辺岳夫。歌、バーブ佐竹『ててご橋』
萬屋錦之介主演によるテレビ版『子連れ狼』の、第1シリーズと第2シリーズの主題歌はこの曲でした。
『子連れ狼』の歌といえば、橋幸夫さんの♪シトシトピッチャンシトピッチャン♪が有名ですが、あの曲は第3シリーズのみ、主題歌として使われています。私としては全シリーズ統一してほしかったですけどね。上に貼った曲の方が、どう考えても♪シトピッチャン♪より良い曲ですから。
♪シトピッチャン♪は今一つ『子連れ狼』の世界観が表現しきれていない。なにか違う。子供の頃に♪シトピッチャン♪を初めて聴いたときは、よくわからないけど強い違和感を感じたものです。
『ててご橋』は厳しさと切なさとがあって、冥府魔道を行くが故の深くて強い親子愛が見事に歌い込まれてる。いや、もちろん子供の頃はそんなことわかりませんでしたが、今聴いてみて改めて思います。
この『ててご橋』こそ、主題歌に相応しい。
『影踏み遊び』
寂しい歌ですね。
大五郎の年齢設定は3歳ということで、親に甘えたい盛りです。母が恋しかろうに。でも大五郎は、自分にはそうしたことが許されない境遇にある事を悟ってる。そうして父とともに、冥府魔道を歩もうとする健気さね。この大五郎の姿が、視聴者の涙を誘うわけです。
『子連れ狼』は大五郎がいなければ成立しない物語です。拝一刀一人だけでは成り立たない。
実質、主人公は大五郎の方だったのかも、
知れませんねえ。
厳しくも切なく、深くて強い絆で結ばれた親子愛。『子連れ狼』とは、そんなドラマだったように思います。
改めて、小池一夫氏のご冥福をお祈りいたします。
……結局、休んでない!
「ててご橋」「影踏み遊び」
どちらも大好き曲です、、昔から時々くちづさんでいました。
泣けてきますネ。
休めませんねえ……明日こそは休むかも。