北陸道をひた走り、友人と合流後、福島を目指して出撃。
例年に無い寒気団と運悪くバッティング。
「要らんの連れてきてもうた~」と、ワイワイ進む先には青空!
イケる! もろたな!!
しかし現地に着くと全面的に積雪・降雪・どんより暗い。
冬でござんす。 ひゅるるるるる~
雪掻きをしてるお爺を見つけ声をかけると、
「鉱山? とてもやないが無理無理!! こんな雪で辿り着けんぞ!
道も埋まって解らんし、骨折り損のくたびれ儲けじゃ。」
そうは言われても諦めきれぬ。
「駄目元でホネ折ってきて良いですかねー?」と問うと、
お爺は笑いながら 「あの一軒家が谷の入り口じゃ~ 気をつけてな!」
礼を言い、装備を整えて出発。
杣道、右岸かな?左岸かな?
つもってて全くワカラン。
とりあえず進むと、先行者の往復した足跡が有った。
ありがたや~ とトレースするが、30分程で消えた。
WEB情報を元に推測すると、鉱山はまだ先。
所々ヒザまでの雪を掻き分けズボズボ進む。
「左手にズリ・坑口が現れる」とあるが、ズリは埋まってるはず。
沢筋の転石追って詰めてると、友人さんが蛍石発見。
徐々に針水晶等の気配が濃くなり、目を凝らして見上げると坑口が。
やったぜカーチャン!
わっせわっせと斜面を上がり試掘坑?へ着くと、足元に先客が叩いた石が転がってる。
一部八面体やら結晶した蛍石も有った。綺麗や。。
が、透明・脈状で針水晶を伴う物が多い。蛍光も弱目。
えぇのは残ってなさげやね。
採集禁止の噂もあるし、叩かず眺める。
針水晶は繊細に細く脆い。 針という比喩よりも細い。 これまた綺麗。
あちこち眺めてると15:30時。
「春まで出たくないですね~」と温かい坑内を出て、雪の降る蛍鉱山を後にした。
憧れの産地のひとつ。 辿り着けてホンマに良かった。
1人では断念してたはず。同行してくれた友人に感謝!