お気楽忍者のブログ 弐の巻

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晩夏 藤の寺 正法寺

2020年10月03日 18時00分00秒 | 行楽・旅行記4

滋賀県蒲生郡日野町鎌掛にある臨済宗妙心寺派 普門山 正法寺に行ってきました。

秘仏 十一面観音像を本尊とする寺院で、開帳は33年に一度なんだとか。。。

享保年間(1726-1736年)に祀られた地蔵堂。

現世利益の菩薩として信仰されている地蔵菩薩は六道(天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道)のどの世界でも救済をして下さる仏とされてます。

六地蔵はこの六道思想に基づき、地蔵を6体並べて祀ったものです。

地蔵堂の前にある閻魔堂。

地蔵菩薩はあの世では閻魔王に化身するとも言われてます。

ただ、この時はお堂の扉が閉まっていたので、下の写真は過去に撮影したものです。

本堂は文化11年(1814年)に再建されました。

鬱蒼とした森の中に建つ大日堂。

この堂の本尊である金剛界大日如来像はその胎内銘から、天文13年(1544年)にこの地を治めた蒲生家の家臣、岡宗左衛尉重俊とその妻によって造像されたことが分かってます。

石造宝塔

鎌倉時代後期の正和4年(1315年)に衆人の浄財によって建てられた宝塔で、時代様式をよく表す優れた石造物として国の重要文化財に指定されてます。

今から300年以上も昔に普存禅師という禅僧が、近くにあった古ぼけたお堂の中の観音菩薩をこの地に移してお寺を再興し、その時に境内に藤を植えました。

毎年5月上旬から中旬になると、1m以上にも達する藤の花房が垂れさがり、その様子を愛でに多くの人で賑わう正法寺です。

こちらは数年前のGWに撮影した正法寺の藤の花です

300年以上にも前に植えられた藤の花を今も見ることができるというのはある意味、奇跡ですね

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