書名:御巣鷹の謎を追う 日航123便墜落事故
著者:米田憲司
出版社:宝島社
出版年:2011年
ジャンル:ルポタージュ
内容紹介(背表紙説明より)
520人の命を奪った日航123便墜落事故。20年にわたる取材で明らかになる真実。垂直尾翼の突然の損壊・消失という前代未聞の原因。墜落現場が特定できず救出を遅らせた自衛隊。米軍の救助が寸前で中止された事実。相模湾から尾翼の破片をすべて回収することなく、早々と出された事故調の結論などなど。著者が執念をかけて追い続けた渾身の一冊。ボイスレコーダーの分析も入って、ついに文庫化。
1985年の今日発生した日本航空123便墜落事後、あれから早38年が過ぎました。
機体後部の圧力隔壁の破断で客室内の空気が垂直尾翼方向に一気に流れ込んだことによる垂直尾翼破壊、操縦油圧系統の破断で操縦不能に陥り、墜落したというのが事故調の結論。
当時、墜落場所がなかなか特定されず、救助開始までに時間を要したことから、事故は自衛隊の無人標的機が尾翼に衝突したとする説や先に米軍が墜落現場に入り、何かを回収していったとする噂などもありました(真偽のほどは分かりません)。
この事故では管理人の務める会社の人も4人犠牲になったことを後で知り、ショックを受けました。
以降、国内では大きな航空機事故はありませんが、2005年にはJR福知山線列車脱線事故がありました。管理人が通勤に利用していたJR尼崎駅の手前で起きた事故だったのでこれも衝撃的な出来事でした。
JAL123便は最後まであきらめずに機体を立て直そうとしたクルーの努力、責任が感じられましたが、以降の大きなトラブルは企業体質の劣化やプロ意識の低下が感じられて、そら恐ろしく感じます。
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